最終更新日: 2025年12月03日
テンプレート説明
このテンプレートは、マルチプレイサバイバルゲーム「Don’t Starve Together」の専用サーバーを簡単に構築できるように設計されています。Don’t Starve Togetherは、プレイヤーが協力して過酷な環境を生き延びる、ユニークなビジュアルスタイルとチャレンジングなゲームプレイが特徴のゲームです。
本テンプレートは初期設定を行うだけですぐにDon’t Starve Together専用サーバーを起動できます。
仕様
インストールOS
| OS | バージョン |
|---|---|
| Ubuntu | 24.04 |
主要ソフトウェア
| ソフトウェア | バージョン | 備考 |
|---|---|---|
| Don’t Starve Together Dedicated Server | latest |
motd
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Server IP Address | サーバーIPアドレス |
| Server Port | サーバーポート |
| Server Name | サーバー名 |
| Server Password | サーバーパスワード |
| Don’t Starve Together Dir | Don’t Starve Togetherディレクトリ |
| Don’t Starve Together Config Dir | Don’t Starve Together設定ファイルディレクトリ |
| Token Destination | サーバートークン設定ファイル |
その他
必要なポート
| ポート番号 | プロトコル | 用途 |
|---|---|---|
| 10889 | UDP | ゲームサーバー接続ポート |
最小システム要件
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| メモリ | 最小4GB以上 |
ライセンス
Don’t Starve Togetherサーバーを運用するには、Steamアカウントが必要です。サーバーの運用には、別途Klei Entertainmentアカウントから発行されるサーバートークンが必要になります。
利用手順
Step 0: セキュリティグループについて
ConoHa for GAMEではサーバー毎にIPアドレスまたはポートでトラフィックを制御するセキュリティグループ(仮想ファイアウォール)が設定されます。
メモ
22番ポートなど、ゲームが利用するポート以外のポートをご利用の場合は、予め利用するポートの通信許可設定が必要です。
詳細はセキュリティグループを参照してください。
Step 1: VPSへのSSH接続
VPSを追加後、SSH接続を行います。rootユーザーでログインしてください。
鍵認証でのSSH接続コマンド例
ssh -i 秘密鍵ファイルのパス root@VPSのグローバルIPアドレス
Step 3: サーバートークンの取得と設定
Don’t Starve Togetherサーバーを起動するには、Klei Entertainmentのサーバートークンが必要です。
- Klei Entertainmentアカウントログインページにアクセスします
- Steamアカウントでログインします
- Kleiにログイン後、画面上段メニューにある「GAMES」をクリックします
- 表示されているゲームの一覧より「Don’t Starve Together」の「Game Servers」をクリックします
- 画面下部の「Cluster Name」に任意の名前を入力し、「Add New Server」をクリックします
- 生成されたトークンをコピーします
- VPSにSSH接続し、以下のコマンドでトークンファイルを編集します：
# echo "トークン" >> /home/dst/.klei/DoNotStarveTogether/MyDediServer/cluster_token.txt
重要
サーバートークンは必ずサーバー起動前に設定してください。トークンがない状態でサーバーを起動しても、正常に動作しません。
Step 4: サーバー設定のカスタマイズ（オプション）
サーバー名、パスワード、その他の設定を変更する場合は、設定ファイルを編集します。
# vi /home/dst/.klei/DoNotStarveTogether/MyDediServer/cluster.ini
主な設定項目：
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| cluster_name | サーバー名（サーバーブラウザに表示される名前） |
| cluster_password | サーバーパスワード（空欄の場合はパスワードなし） |
| max_players | 最大プレイヤー数（デフォルト: 6） |
| game_mode | ゲームモード（survival/wilderness/endless） |
Step 5: Don’t Starve Togetherサーバーの起動
設定が完了したら、サーバーを起動します。
地上世界のみ生成して遊ぶ場合
# systemctl enable --now dst-overworld-server
地上世界に加えて洞窟も生成して遊ぶ場合
# systemctl enable --now dst-caves-server
Step 6: ゲームからサーバーへ接続
Don’t Starve Togetherクライアントから、以下の手順でサーバーに接続します：
- Don’t Starve Togetherを起動します
- メインメニューから「Browse Games」を選択します
- サーバーブラウザで設定したサーバー名を検索します
- サーバーを選択し、パスワードを入力して接続します
メモ
サーバーがサーバーブラウザに表示されるまで、数分かかる場合があります。すぐに表示されない場合は、少し待ってから再度検索してください。
サーバーの停止
To stop Caves only：
# systemctl stop dst-caves-server
To stop everything：
# systemctl stop dst-overworld-server
バージョンアップ方法
ConoHaのDon’t Starve TogetherテンプレートイメージにはDon’t Starve Togetherサーバーの自動バージョンアップ機能があります。ただし、データの保全等の観点からデフォルトでは動作しないようになっています。
重要
自動バージョンアップを有効にする前に、万一に備えてイメージ保存等によるバックアップの取得を推奨します。
自動バージョンアップを有効にする手順
Step 1: Don’t Starve Togetherサーバーを停止する
# systemctl stop dst-overworld-server
Step 2: 自動バージョンアップを有効にする
# sed "s/^# ExecStartPre/ExecStartPre/" -i /etc/systemd/system/dst-overworld-server.service
Step 3: Don’t Starve Togetherサーバーを起動する
# systemctl daemon-reload # systemctl start dst-overworld-server
Cavesサーバーも利用する場合は下記コマンドも合わせて実行します
# systemctl start dst-caves-server
メモ
バージョンアップでデータのダウンロードや差し替えなどの処理が発生するため、Don’t Starve Togetherサーバーの起動が完了してプレイできるようになるまで通常よりも時間がかかります。
これ以降、Don’t Starve Togetherサーバーが起動する直前に自動的にバージョンアップが実行されるため、今後もDon’t Starve Togetherのバージョンアップがあった際にはDon’t Starve Togetherサーバーを再起動するか、サーバーを丸ごと再起動してもバージョンアップの処理が実行されます。
アプリケーションの具体的な利用方法につきましては、サービス開発元やサービス提供元の公式サイト、Wikiなどで最新情報をご確認ください。
外部リンク
| リンク | URL |
|---|---|
| Don’t Starve Together 公式サイト | https://www.klei.com/games/dont-starve-together |
| Don’t Starve Together 公式サーバーセットアップガイド | https://forums.kleientertainment.com/forums/topic/64212-dedicated-server-quick-setup-guide-linux/ |
| Don’t Starve Together Wiki | https://dontstarve.fandom.com/wiki/Don%27t_Starve_Together |
| Klei Entertainment アカウント管理 | https://accounts.klei.com/ |
