最終更新日: 2026年4月8日
テンプレート説明
Matomoは、Webサイトのアクセス解析を行うオープンソースのアナリティクスプラットフォームです。Google Analyticsに代わるプライバシー重視の自己ホスト型ソリューションとして広く利用されており、訪問者データを自社サーバー上で完全に管理することができます。
このテンプレートでは、Apache、PHP、MariaDBを用いたMatomoの実行環境がセットアップ済みの状態で提供されます。VPS作成後にブラウザからセットアップウィザードを実行するだけで、すぐにアクセス解析を開始できます。
仕様
インストールOS
| OS | バージョン |
|---|---|
| Ubuntu | 24.04.4 LTS |
主要ソフトウェア
| ソフトウェア | バージョン | ライセンス |
|---|---|---|
| Matomo | 5.8.0 | GPL-3.0 |
| Apache | 2.4.58 | Apache License 2.0 |
| PHP | 8.4.18 | PHP License |
| MariaDB | 12.2.2 | GPL-2.0 |
motd
VPS作成後に初めてSSH接続すると、以下の情報がターミナルに表示されます。
| 文字列 | 意味 |
|---|---|
| URL | MatomoのアクセスURL |
| MySQL Matomo user name | MariaDBのMatomoユーザー名 |
| MySQL Matomo user password | MariaDBのMatomoユーザーパスワード |
| MySQL Matomo database name | Matomoのデータベース名 |
その他
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用ポート | 22 (SSH)、80 (HTTP)、443 (HTTPS) |
利用手順
Step 1: VPSへのSSH接続
VPSを作成したら、SSHでサーバーに接続します。
鍵認証でのSSH接続コマンド例
ssh -i 秘密鍵ファイルのパス root@VPSのグローバルIPアドレス
接続後、motdに表示されるデータベース情報を控えておいてください。セットアップウィザードで使用します。
Step 2: セットアップウィザードの実行
ブラウザでVPSのグローバルIPアドレスにアクセスします。
http://VPSのグローバルIPアドレス/
Matomoのセットアップウィザードが表示されます。ウィザードは全8ステップで構成されています。画面の指示に従って以下の手順を進めてください。
1. ようこそ
「次へ »」をクリックしてウィザードを開始します。
2. システムの確認
PHPのバージョンや必須エクステンションなど、システム要件のチェックが自動的に行われます。すべての項目がチェックされていることを確認し、「次へ »」をクリックします。
3. データベースのセットアップ
SSHログイン時にmotdに表示されたデータベース情報を入力します。
| 項目 | 入力値 |
|---|---|
| データベースサーバー | 127.0.0.1 |
| ログイン | motdの「MySQL Matomo user name」の値 |
| パスワード | motdの「MySQL Matomo user password」の値 |
| データベース名 | motdの「MySQL Matomo database name」の値 |
| テーブルプレフィックス | matomo_(デフォルトのまま) |
| アダプタ | PDO\MYSQL(デフォルトのまま) |
| Database Engine | MySQL(デフォルトのまま) |
入力後、「次へ »」をクリックします。
4. テーブルの作成
データベーステーブルが自動的に作成されます。「テーブルを作成されました」と表示されたら「次へ »」をクリックします。
5. スーパーユーザー
Matomoの管理者アカウントを作成します。以下の項目を入力し、「次へ »」をクリックします。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| スーパーユーザーログイン | 管理者のログイン名(任意) |
| パスワード | 管理者のパスワード(任意) |
| メール | 管理者のメールアドレス(任意) |
6. ウェブサイトのセットアップ
Matomoで追跡・分析する最初のWebサイトの情報を入力します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ウェブサイトの名前 | サイトを識別するための任意の名前 |
| ウェブサイトのURL | 追跡対象サイトのURL |
| ウェブサイトのタイムゾーン | 任意のタイムゾーン(例: 日本) |
| eコマース | ECサイトでない場合は「eコマースサイトではない」を選択 |
入力後、「次へ »」をクリックします。
7. JavaScript トラッキングコード
トラッキングコードが表示されます。このコードを解析対象のWebサイトの全ページのHTMLに埋め込んでください。コードの埋め込み後、「次へ »」をクリックします。
8. おめでとうございます
セットアップが完了しました。「MATOMOを続ける »」をクリックすると、ログイン画面に進みます。Step 5で設定したスーパーユーザーのログイン名またはメールアドレスとパスワードでサインインしてください。
メモ
完了画面ではCronジョブの設定が推奨されています。Cronジョブを設定することで、大量のトラフィックがあるWebサイトでもレポートがバックグラウンドで生成されるようになります。詳細はMatomoの公式ドキュメントをご参照ください。
Step 3: Matomoへのログイン
セットアップ完了後、以下のURLにアクセスしてMatomoにサインインします。
http://VPSのグローバルIPアドレス/
Step 2の「5. スーパーユーザー」で設定したログイン名またはメールアドレスとパスワードでサインインし、アクセス解析の利用を開始してください。
メモ
本番環境での運用には、SSL証明書を設定してHTTPS接続を有効にすることを推奨します。詳細な手順については、Matomo公式FAQをご参照ください。
バージョンアップ
Matomoのバージョンアップは、管理画面から実行する方法とCLIから実行する方法があります。詳細な手順については、Matomo公式ドキュメント(How to update Matomo)をご参照ください。
注意
バージョンアップを行う前に、データベースおよびMatomoのファイルのバックアップを取得することを強く推奨します。
アプリケーションの具体的な利用方法につきましては、サービス開発元やサービス提供元の公式サイト、Wikiなどで最新情報をご確認ください。
外部リンク
| 名称 | URL | 説明 |
|---|---|---|
| Matomo公式サイト | https://matomo.org/ | Matomoの公式Webサイト |
| Matomoドキュメント | https://matomo.org/docs/ | 公式ドキュメント(英語) |
| Matomo GitHub | https://github.com/matomo-org/matomo | ソースコードリポジトリ |