VPS同士を接続するためのプライベートネットワークセグメントです。
帯域幅は1Gbpsです。
作成可能セグメント
アドレスクラス | ネットワークアドレス範囲 | プレフィックス長 |
---|---|---|
クラスA | 10.0.0.0 – 10.255.255.255 | 21 – 27 |
クラスB | 172.16.0.0 – 172.31.255.255 | 21 – 27 |
クラスC | 192.168.0.0 – 192.168.255.255 | 21 – 27 |
利用手順
プライベートネットワークのサーバーOS側設定について、Ubuntu 22.04での手順例を掲載します。
プライベートネットワークアタッチ後のOS内操作手順例
プライベートネットワークをアタッチ後、サーバー詳細画面のネットワーク情報にある表示NICのプルダウンメニューより、プライベートネットワークのNICが選択可能となり、MACアドレスが確認できますのでお控えください。
Step 1: MACアドレスからのネットワークデバイス名確認
下記コマンドにてOS上のネットワークインターフェースの接続情報を表示し、プライベートネットワークのネットワークデバイス名を確認します。ここでは「eth1」が該当します。
# ip link | grep -B1 {MACアドレス}
3: eth1: mtu 1500 qdisc fq_codel state UP mode DEFAULT group default qlen 1000
link/ether **:**:**:**:**:** brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
Step 2: プライベートネットワークのネットワーク設定ファイル作成
下記コマンドにて、ネットワーク設定ファイルを作成します。{アタッチされているプライベートIPアドレス}
には実際にアタッチしているプライベートIPアドレスを、{プレフィックス長}
にはプライベートネットワークのプレフィックス長をご入力ください。
# cat <<EOF > /etc/netplan/11-localnetwork.yaml
network:
ethernets:
eth1:
match:
macaddress: {MACアドレス}
set-name: eth1
addresses: [{アタッチされているプライベートIPアドレス}/{プレフィックス長}]
dhcp4: false
version: 2
EOF
Step 3:ネットワーク設定ファイルの権限設定
ネットワーク設定ファイルの権限設定を行います。
# chmod 600 /etc/netplan/*
Step 4:NIC反映
下記コマンドでNICを反映し、設定完了となります。
# netplan apply
メモ
Open vSwitchに関するエラーが表示される場合がありますが、設定が反映されていれば問題ありません。
Step 5:NIC反映確認
下記コマンドでNICの反映状態を確認できます。
# ip addr show eth1
# ping {アタッチされているプライベートIPアドレス}