最終更新日: 2025年11月19日
テンプレート説明
WebminはUnix系システム向けのWebベースサーバー管理ツールです。ブラウザを通じてシステム管理を行うことができ、ユーザーアカウント管理、パッケージインストール、ファイル管理、システム設定など、幅広い管理機能を提供します。
このテンプレートでは、WebminがUbuntu 24.04にプリインストールされており、HTTPSでの安全なアクセスが可能です。自己署名証明書を使用しているため、初回アクセス時にブラウザで警告が表示されますが、問題なく使用できます。
仕様
インストールOS
| OS | バージョン |
|---|---|
| Ubuntu | 24.04 |
主要ソフトウェア
| ソフトウェア | バージョン |
|---|---|
| Webmin | 2.520 |
| Perl | v5.38.2 |
motd
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| URL | アクセスURL |
その他
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリケーション利用ポート | 10000/tcp |
| 設定ファイルディレクトリ | /etc/webmin/ |
| ログファイル | /var/webmin/webmin.log |
| 最小メモリ | 1024MB |
| SSL証明書 | 自己署名証明書 |
利用手順
Step 0: セキュリティグループについて
ConoHa VPS(Ver.3.0)ではサーバー毎にIPアドレスまたはポートでトラフィックを制御するセキュリティグループ(仮想ファイアウォール)が設定されます。本テンプレートをご利用の場合は、予め利用するポートの通信許可設定が必要です。
セキュリティグループ設定
ポート10000の通信を許可する必要があります。詳細はセキュリティグループを参照してください。
Step 1: motdの確認
「Webmin」イメージから作成したサーバーにコントロールパネルのコンソールやSSHでログインすると、「Webmin」を利用するために必要な情報が表示されますので控えます。
鍵認証でのSSH接続コマンド例
# ssh -i 秘密鍵ファイルのパス root@VPSのグローバルIPアドレス
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| URL | Webminへの接続先URL(例: http://xxx.xxx.xxx.xxx) |
Step 2: Webminのサービス状態を確認する
Webminサービスは起動した状態で提供されています。サービスの状態を確認するには、以下のコマンドを実行します。
# systemctl status webmin
サービスが「active (running)」と表示されていれば、正常に起動しています。
Step4: Webminにアクセスする
Webブラウザを開き、Step 1で確認したURLにアクセスします。
メモ
このテンプレートでは自己署名証明書を使用しているため、初回アクセス時にブラウザでセキュリティ警告が表示されます。証明書を信頼して続行してください。
Step5: Webminにログインする
ログイン画面が表示されたら、以下の情報でログインします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Username | root |
| Password | VPSのrootパスワード |
Step6: Webminの管理画面を確認する
ログインに成功すると、Webminのダッシュボードが表示されます。ダッシュボードには、システム情報、CPU使用率、メモリ使用量、ディスク容量などが表示されます。
左側のメニューから、以下のような管理機能にアクセスできます。
- System: ユーザーとグループ、ソフトウェアパッケージ、ログファイルなど
- Servers: Apache、MySQL、PostgreSQLなどのサーバー管理
- Networking: ネットワーク設定、ファイアウォールなど
- Hardware: ディスク管理、プリンター設定など
- Others: ファイルマネージャー、コマンドシェルなど
Step7: システム管理を行う
Webminを使用して、以下のような管理作業を行うことができます。
ユーザー管理
System → Users and Groups から、システムユーザーの追加、編集、削除が可能です。
ソフトウェア管理
System → Software Packages から、パッケージのインストール、更新、削除が可能です。
ファイル管理
Others → File Manager から、Webブラウザ上でファイルのアップロード、ダウンロード、編集、権限設定が可能です。
サービス管理
System → Bootup and Shutdown から、システムサービスの起動、停止、自動起動設定が可能です。
Step8: セキュリティ設定を強化する(推奨)
本番環境で使用する場合は、以下のセキュリティ強化を推奨します。
正式なSSL証明書の導入
Webmin Configuration → SSL Encryption から、Let’s Encryptなどの正式な証明書を設定できます。
メモ
ConoHa VPS(Ver.3.0)では長期割引サービス「まとめトク」の3ヶ月以上のプランでConoHa VPSをご契約いただいた場合、以下の特典をご利用いただけます。
①年6,600円(税込)相当の「アルファSSL」を無料でご利用いただけます。既に3ヶ月以上のまとめトクをご利用の方においても、無料でご利用いただけます。
②複数枚の「アルファSSL」をお申込いただいた場合でも、すべて無料でご利用いただけます。
③まとめトクの3ヶ月以上のプランのご契約がある限り、更新費用も無料となります。
Two-Factor認証の有効化
Webmin Users → Two-Factor Authentication から、二要素認証を有効にできます。
IPアドレス制限
Webmin Configuration → IP Access Control から、特定のIPアドレスからのアクセスのみを許可できます。
アプリケーションの具体的な利用方法につきましては、サービス開発元やサービス提供元の公式サイト、Wikiなどで最新情報をご確認ください。
外部リンク
| リンク | URL |
|---|---|
| Webmin公式サイト | https://www.webmin.com/ |
| Webminドキュメント | https://webmin.com/docs/ |