ConoHa VPS(Ver.3.0)にて提供しているNode.jsイメージを活用した、Claude Codeのインストール手順例を記載します。

動作確認時の各種ソフトウェア情報

インストールOS

OS バージョン
Ubuntu 22.04

主要ソフトウェア

パッケージ バージョン ライセンス
Node.js v22.13.0 MIT License
Claude Code 1.0.43 Commercial Terms of Service

Claude Codeとは

Claude CodeはAnthropic社が提供するAIコーディング支援ツールです。Claude Codeの利用にはAnthropic社との契約が必要です。
商用利用を希望される場合は、Enterprise契約またはAPI契約をご確認ください。
Claude Codeの出力物(コード、文章など)は、契約内容に応じてユーザーに帰属します。

Step 0: セキュリティグループについて

ConoHa VPS(Ver.3.0)ではサーバー毎にIPアドレスまたはポートでトラフィックを制御するセキュリティグループ(仮想ファイアウォール)が設定されます。
本テンプレートをご利用の場合は、予め利用するポートの通信許可設定が必要です。
詳細はセキュリティグループを参照してください。

今回は「Node.js」イメージから作成するサーバーに以下セキュリティグループを設定します。

  • ・IPv4v6-SSH

Step 1: サーバーの準備

ConoHa VPS(Ver.3.0)の「Node.js」イメージから作成したサーバーにコントロールパネルのコンソールやSSHでログインします。

Claude Codeの最小システム要件を満たすVPSが必要です。

  • RAM >= 4 GiB
鍵認証でのSSH接続コマンド例
$ ssh -i 秘密鍵ファイルのパス root@VPSのグローバルIPアドレス

Step 2: 一般ユーザーの準備

1. 一般ユーザーの作成

ここでは「claude-code-user」というユーザーを作成します。コマンド実行後パスワード設定とユーザー情報設定を求められるので任意のパスワードとユーザー情報を設定ください。ユーザー情報は「ENTER」キーを押下することでデフォルト設定が可能です。

# adduser claude-code-user

2. sudoグループに追加

# usermod -aG sudo claude-code-user

3. ユーザーの切り替え

# su claude-code-user

4. 作業ディレクトリへ移動

ここでは一般ユーザーのhomeディレクトリとします。

$ cd ~

Step 3: npmプレフィックスの作成

1. グローバルパッケージ一覧の保存

現在インストールされているグローバルパッケージの一覧を保存して、後で移行できるようにします。

$ npm list -g --depth=0 > ~/npm-global-packages.txt

2. グローバルパッケージ用ディレクトリの作成

グローバルパッケージ用ディレクトリを作成します。

$ mkdir -p ~/.npm-global

3. npmの設定変更

npmに新しいディレクトリパスを使うよう設定します。

$ npm config set prefix ~/.npm-global

4. シェル設定ファイルへのPATH追加

注意: 使用しているシェルに応じて ~/.bashrc を ~/.zshrc や ~/.profile などに置き換えてください。

$ echo 'export PATH=~/.npm-global/bin:$PATH' >> ~/.bashrc

5. PATH設定の反映

新しいPATH設定を反映させます。

$ source ~/.bashrc

Step 4: Claude Codeのインストール

Claude Codeをインストールします。

$ npm install -g @anthropic-ai/claude-code

Step 5: Claude Codeの開始

1. バージョン確認

次のコマンドでバージョン確認が可能です。

$ claude --version
1.0.43 (Claude Code)

2. プロジェクトへの移動

ここではプロジェクトがないため、「your-project-directory」というディレクトリを作成します。

$ mkdir your-project-directory

3. Claude Codeの開始

次のコマンドでカーソル背景色を選択後、契約内容の確認・認証を完了させ、Claude Codeを開始します。

$ claude

任意: グローバルパッケージの再インストール

~/npm-global-packages.txt を確認して、保持したいパッケージをがあれば再インストールしてください。

外部リンク

項目 URL
Claude Codeのセットアップ https://docs.anthropic.com/ja/docs/claude-code/setup
Commercial Terms of Service Anthropic https://www.anthropic.com/legal/commercial-terms
Claude Code公式リポジトリ https://github.com/anthropics/claude-code