最終更新日: 2026年2月5日

概要

メモ

2026年2月5日より、スタートアップスクリプト「OpenClaw」の提供を開始しました。
VPS環境で”すぐ使えるAIエージェント”を実現、環境構築不要で効率的に活用可能です。

重要なお知らせ – プロジェクト名の変更について

本ドキュメントで解説している「Clawdbot」プロジェクトは、以下の経緯でリブランドされました:

  • 初期: Clawdbot
  • 第1回リブランド: Moltbot
  • 現在: OpenClaw

本ドキュメントの内容は執筆時点(2026年1月26日)のもので、コマンド名やパッケージ名に「clawdbot」が使用されていますが、基本的な機能や設定方法に変更はありません。最新の情報やコマンド名については、OpenClaw公式GitHubリポジトリおよび公式ドキュメントをご参照ください。

メモ

本ドキュメントでは、LLMプロバイダーとしてOpenAI(GPT API)、チャットプラットフォームとしてTelegramを使用する構成を例に説明します。Anthropic(Claude API)、Discord、Slack等の他のLLMプロバイダーやプラットフォームの利用方法については、Clawdbot公式ドキュメントをご参照ください。

ConoHa VPS(Ver.3.0)にて提供しているNode.jsイメージを活用した、Clawdbotのインストール手順例を記載します。

Clawdbotは、各種LLM(Large Language Model)をTelegram、Discord、Slack等のチャットプラットフォームに統合できるオープンソースのBotです。Node.jsとnpmを使用して簡単にインストールでき、高度な会話機能や画像認識機能を提供します。

本ドキュメントでは、ConoHa VPSのアプリケーションイメージ「Node.js」を使用してClawdbotをインストールし、Telegramと連携させる手順を説明します。

メモ

本ドキュメントでは、LLMプロバイダーとしてOpenAI(GPT API)、チャットプラットフォームとしてTelegramを使用する構成を例に説明します。Anthropic(Claude API)、Discord、Slack等の他のLLMプロバイダーやプラットフォームの利用方法については、Clawdbot公式ドキュメントをご参照ください。

動作確認時の各種ソフトウェア情報

対応イメージ

アプリケーションイメージ: Node.js(Ubuntu 22.04ベース)

主要ソフトウェア

ソフトウェア名 バージョン ライセンス
Clawdbot 2026.1.24-3 MIT License
Node.js 22.13.0 MIT License
npm 11.0.0 Artistic License 2.0

システム要件

項目 推奨
CPU 2コア以上
メモリ 2GB以上

ネットワーク要件

ポート プロトコル 用途
22 TCP SSH接続

メモ

ClawdbotはMattermost、Discord、Slack、Telegram等のAPIへのアウトバウンド接続のみを使用します。HTTP/HTTPSポートのインバウンド接続を開放する必要はありません。

事前準備

必要なもの

  • ConoHa VPSアカウント
  • LLMプロバイダーのAPIキー(本ドキュメントではOpenAIを使用)
  • Telegramアカウント

VPS作成

Clawdbot用VPS

  1. ConoHa VPSコントロールパネルにログイン
  2. 「VPS追加」をクリック
  3. 以下の設定でVPSを作成:
    • イメージタイプ: アプリケーション
    • アプリケーション: Node.js
    • プラン: 推奨2GB以上

メモ

Node.jsアプリケーションイメージには、Node.jsとnpmが事前にインストールされています。詳細はConoHa VPS Node.js公式ドキュメントをご参照ください。

LLMプロバイダーのAPIキー取得

本ドキュメントでは、AnthropicまたはOpenAIのいずれかを選択してAPIキーを取得します。

メモ

ClawdbotはデフォルトでAnthropic(Claude API)を使用します。本ドキュメントではOpenAI(GPT)を使用する手順を説明しますが、Anthropicを使用する場合も同様の手順で設定できます。

オプションA: Anthropic APIキーの取得

  1. Anthropic Consoleにアクセス
  2. アカウントにログイン(または新規作成)
  3. 「API Keys」セクションから「Create Key」をクリック
  4. 生成されたAPIキーをコピーして保存

オプションB: OpenAI APIキーの取得

  1. OpenAI Platformにアクセス
  2. アカウントにログイン(または新規作成)
  3. 「API keys」セクションから「Create new secret key」をクリック
  4. キーに名前を付けて「Create secret key」をクリック
  5. 生成されたAPIキーをコピーして保存

重要

APIキーは機密情報です。第三者と共有しないでください。OpenAI APIキーは一度しか表示されないため、必ずコピーして安全な場所に保存してください。

Telegram Bot Tokenの取得

BotFatherでBotを作成

  1. Telegramアプリを開く(スマートフォンまたはデスクトップ)
  2. 検索バーで「@BotFather」を検索してチャットを開く
  3. /newbotコマンドを送信
  4. Botの表示名を入力(例: Clawd Bot)
  5. Botのユーザー名を入力(例: clawdbot123_bot)
    • ユーザー名は「bot」で終わる必要があります
    • グローバルで一意である必要があります
  6. BotFatherからBot Tokenが表示されます(例: 123456789:ABCdefGHIjklMNOpqrsTUVwxyz)
  7. このTokenをコピーして保存

重要

Telegram Bot Tokenは機密情報です。第三者と共有しないでください。このトークンを使用すると、誰でもあなたのBotを制御できます。

Botの設定(オプション)

  1. BotFatherのチャットで/mybotsを送信
  2. 作成したBotを選択
  3. 「Edit Bot」→「Edit Description」でBotの説明を追加可能
  4. 「Edit Bot」→「Edit About」でBotの簡単な説明を追加可能
  5. 「Edit Bot」→「Edit Botpic」でBotのアイコンを設定可能

Botとのチャット開始

  1. Telegramの検索バーで作成したBotのユーザー名を検索(例: @clawdbot123_bot)
  2. 「START」ボタンをクリックしてチャットを開始

インストール手順

VPSへの接続

# ssh -i 秘密鍵ファイルのパス root@VPSのグローバルIPアドレス

Clawdbotのセットアップ

初期セットアップの実行

# npx clawdbot setup

対話的設定の実行

# npx clawdbot configure

以下の手順で設定を進めます:

  1. Gateway mode: 「Local (this machine)」を選択(既に選択済み) → Enter
  2. Select sections to configure:
    • 矢印キー(↓)で「Channels」に移動 → EnterでChannels設定に進む
    • 矢印キー(↓)で「Model」に移動 → EnterでModel設定設定に進む
    • 矢印キー(↓)で「Daemon」に移動 → EnterでDaemon設定設定に進む
    • 「Continue」に移動 → Enterで対話を終了
  3. Channels設定:
    • 「Configure/link」を選択 → Enter
    • 「Telegram (Bot API)」を選択 → Enter
    • 「Enter Telegram bot token」→ Telegram Bot Tokenを入力 → Enter
    • 「Finished」に移動 → Enter
    • 「Configure DM access policies now?」→ 「No」を選択 → Enter
  4. Model設定:
    • 矢印キー(↓)で「Model」を選択 → Enter
    • 「Continue」に移動 → Enter
    • 「OpenAI (Codex OAuth + API key)」を選択 → Enter
    • 「OpenAI API key」を選択 → Enter
    • 「Enter OpenAI API key」→ OpenAIのAPIキーを入力 → Enter
    • 「Models in /model picker (multi-select)」→「openai/gpt-4o-mini」を選択 → スペースキーで選択(☑) → Enter
  5. Daemon設定:
    • 矢印キー(↓)で「Daemon」を選択 → Enter
    • 「Gateway port for service install」→ デフォルトポート18789を確認しEnter
    • 「Gateway service runtime」 → Enter
    • 「Continue」に移動 → Enter

メモ

設定完了後、「Configure complete.」と表示されます。設定は~/.clawdbot/clawdbot.jsonに保存され、systemdサービスとして自動起動するように構成されます。

起動確認

サービス状態の確認

# systemctl --user status clawdbot-gateway.service

ログの確認

# tail -f /tmp/clawdbot/clawdbot-$(date +%Y-%m-%d).log

メモ

ログに「[telegram] [default] starting provider」と表示されていれば、Telegramプラグインが正常に起動しています。ログの確認を終了するにはCtrl + Cを押してください。

利用方法

基本的な使い方

初回ペアリング

  1. TelegramでBotとのチャットを開く
  2. Botに任意のメッセージを送信(例: 「こんにちは!」)
  3. Botからペアリングコードが返信される
  4. VPSでペアリングリクエストを確認:
    # npx clawdbot pairing list --channel telegram
  5. 表示されたコードで承認:
    # npx clawdbot pairing approve --channel telegram 表示されたコード
  6. Telegramで再度メッセージを送信
  7. BotがGPT-4o-miniを使用して応答

重要

初回のみペアリング承認が必要です。一度承認すると、以降は自動的に応答します。セキュリティのため、信頼できるユーザーのみを承認してください。

通常の使い方(ペアリング後)

  1. TelegramでBotとのチャットを開く
  2. メッセージを送信:
    こんにちは!
  3. BotがGPT-4o-miniを使用して応答

メモ

TelegramのBotは、個人チャット、グループチャット、チャンネルで使用できます。グループで使用する場合は、Botをグループに追加してください。

画像認識機能

  1. 画像をメッセージに添付して送信
  2. Botが画像を認識して説明

トラブルシューティング

Botが応答しない場合は、以下を確認してください:

  • .envファイルのトークンが正しいか
  • TelegramでBotとのチャットが開始されているか(「START」ボタンを押したか)
  • ペアリングが承認されているか(npx clawdbot pairing list --channel telegramで確認)
  • systemdサービスが起動しているか(systemctl --user status clawdbot-gateway.serviceで確認)
  • ログでエラーを確認(tail -f /tmp/clawdbot/clawdbot-*.log

Clawdbotの管理

管理コマンド

サービスの停止

# systemctl --user stop clawdbot-gateway.service

サービスの再起動

# systemctl --user restart clawdbot-gateway.service

サービスの状態確認

# systemctl --user status clawdbot-gateway.service

ログの確認

# tail -f /tmp/clawdbot/clawdbot-$(date +%Y-%m-%d).log

ペアリングリストの確認

# npx clawdbot pairing list --channel telegram

設定の確認

# cat ~/.clawdbot/clawdbot.json

設定の変更

設定の変更(Bot TokenやAPI Keyの変更)

  1. 再設定を実行:
    # npx clawdbot configure
  2. サービスを再起動:
    # systemctl --user restart clawdbot-gateway.service

LLMモデルの変更

# npx clawdbot configure

「Model」セクションで使用するモデルを変更できます。

アップデート

Clawdbotを最新版にアップデートする場合:

# systemctl --user stop clawdbot-gateway.service
# npx clawdbot@latest --version
# systemctl --user start clawdbot-gateway.service

メモ

npxは常に最新版をダウンロードして実行します。特定のバージョンを使用する場合は、npx clawdbot@バージョン番号と指定してください。

Clawdbot関連

サイト名 URL
Clawdbot公式ドキュメント https://docs.openclaw.ai/
ClawdbotのGitHubリポジトリ https://github.com/cbusillo/clawdbot

Node.js関連

サイト名 URL
Node.js公式サイト https://nodejs.org/
ConoHa VPS Node.js https://doc.conoha.jp/products/vps-v3/image-v3/image-application-v3/node-js-v3/

Telegram関連

サイト名 URL
Telegram公式サイト https://telegram.org/
Telegram Bot API https://core.telegram.org/bots/api
BotFather https://t.me/BotFather

Discord関連

サイト名 URL
Discord Developer Portal https://discord.com/developers/applications
Discord Bot Guide https://discord.com/developers/docs/topics/oauth2#bots

Anthropic関連

サイト名 URL
Anthropic Console https://console.anthropic.com/
Claude API Documentation https://docs.anthropic.com/

OpenAI関連

サイト名 URL
OpenAI Platform https://platform.openai.com/
OpenAI API Documentation https://platform.openai.com/docs/

他のLLMプロバイダーとプラットフォーム

メモ

Clawdbotは以下のLLMプロバイダーとチャットプラットフォームにも対応しています。詳細はClawdbot公式ドキュメントをご参照ください。

対応LLMプロバイダー:

  • OpenAI(GPT-4等)
  • Google AI(Gemini)
  • AWS Bedrock
  • Azure OpenAI

対応チャットプラットフォーム:

  • Discord
  • Slack
  • Telegram