最終更新日: 2026年09月25日
テンプレート説明
Antigravity CLIは、Googleが提供するターミナル向けAIコーディングエージェントです。Antigravity 2.0と同じエージェントエンジンを共有し、マルチステップの推論、複数ファイルの編集、ツール呼び出しといった機能をSSH接続やキーボード操作主体のワークフローから直接利用できます。旧Gemini CLIの後継として位置づけられており、2026年6月18日以降、Gemini CLI/Gemini Code Assist(個人向け・GitHub向け)はGoogle AI Pro/Ultraおよび無料利用での新規リクエストの受付を終了し、Antigravity CLIへの移行が案内されています。
専用ユーザーを作成し、このユーザー権限でAntigravity CLIを実行します。また、ファイアウォール(UFW)はSSH(22/tcp)以外の受信をすべて拒否する設定で構成されます。
加えて、サプライチェーン攻撃対策として同梱ツール「Takumi Guard」の管理スクリプトが同梱されます(デフォルトは無効)。詳しくは後述の「同梱ツール(Takumi Guard)」をご覧ください。
重要
Antigravity CLIはクローズドソースのプロプライエタリソフトウェアです。利用にはGoogleの利用規約への同意と、Googleアカウントによるサインイン(または有償APIキーの設定)が必要です。ライセンス購入や独自のサブスクリプション契約はなく、Google AIの無料枠/Pro/Ultraプラン、またはGemini APIキーを通じてアクセスします。
スタートアップスクリプトのテンプレートを利用してサーバー作成を行う手順はご利用ガイドを参照してください。
仕様
対応OSイメージ
Ubuntu 24.04 LTS、Ubuntu 26.04 LTS
主要ソフトウェア
| ソフトウェア名 | バージョン | ライセンス | 用途 |
|---|---|---|---|
| Antigravity CLI(agy) | 公式インストーラー経由で常に最新版を取得(バージョン固定なし) | プロプライエタリ(Google利用規約に基づく。ソースコード非公開) | ターミナル向けAIコーディングエージェント本体 |
| UFW | Ubuntu 24.04 LTS 標準リポジトリ版 | GPL-3.0 | ファイアウォール(SSHのみ許可) |
スタートアップスクリプト情報
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| CLIバイナリの配置先 | /home/<専用ユーザー>/.local/bin/agy |
| 専用ユーザー | antigravity-user(-u オプションで変更可能) |
| 管理スクリプト | /root/antigravity-cli-manage.sh(/root/takumi-guard.sh) |
その他
推奨システム要件
- CPU: 1コア以上
- メモリ: 最小1GB以上
- ディスク容量: 5GB以上の空き容量を推奨
- アーキテクチャ: x86_64 / arm64
- ネットワーク: インターネットへの発信接続(Google APIとの通信、パッケージインストールに必要)
利用手順
メモ
スタートアップスクリプトにてアプリケーションのインストールが完了するまで数分かかります。
インストール完了後、rootディレクトリに「antigravity-cli-info.txt」というファイルが作成されますのでご確認ください。
ファイルが存在しない場合、作成されるまでしばらくお待ちください。
スタートアップスクリプトの実行状況は、SSH接続後に以下のコマンドで確認できます。
# tail -f /var/log/antigravity-cli-install.log
Step 1: VPSへの接続
SSHクライアントを使用してVPSに接続します。
# ssh root@<VPSのIPアドレス>
Step 2: 専用ユーザーへの切り替えとCLIの起動
# su - antigravity-user
# agy
メモ
専用ユーザーのパスワードはランダム値です。必要に応じて、rootで passwd antigravity-user を実行して新しいパスワードを設定してください。
Step 3: 認証
初回起動時はまず認証が求められます。SSH経由の場合は認証用URLがターミナルに表示されるため、お手元のPC等のブラウザでURLを開いてサインインし、表示されたコードをターミナルに貼り付けてください。
Step 4: カラーテーマの選択
認証が完了すると、カラーテーマ(terminal / light / dark / solarized light・dark / colorblind-friendly light・dark / tokyo night)を選択する画面が表示されます。矢印キーで選択し、Enterで確定してください。
Step 5: 利用規約・データ利用への同意
続いて「Terms of Service & Data Use」画面が表示されます。利用状況データをGoogleに提供して製品改善に利用することへの同意チェックボックスがデフォルトでオンになっており、後から設定でオプトアウトすることも可能です。内容を確認し、[Done]を選択してください。
Step 6: ワークスペースの信頼確認
実行時のディレクトリ(この手順では専用ユーザーのホームディレクトリ /home/antigravity-user)に対する「ワークスペースの信頼」確認が表示されます。「Yes, I trust this folder」を選択すると、Antigravity CLIがそのディレクトリ内のファイルを読み取り・編集・実行する権限を得て、初期セットアップが完了します。
Step 7: 基本的な使い方
セットアップが完了すると、画面下部にプロンプト(>)が表示された待受状態になります。ここに自然言語で指示を入力すると、Antigravity CLIがコードの変更案(diff)や処理過程(Thought Process、ツール呼び出しなど)を画面に表示します。
> 「こんにちは」と表示するだけのプログラムを作って
指示内容があいまいな場合や、対象のプログラミング言語・ファイル形式などが判断できない場合は、Antigravity CLIが選択肢を示して確認質問を行うことがあります。表示された選択肢から矢印キーで選ぶか、「Write-in…」を選んで自由入力で回答してください。
Step 8: Antigravity CLIの終了
プロンプトから /quit コマンドを入力すると終了メッセージが表示され、通常のシェルに戻ります。Ctrl+C でも終了できます。Ctrl+D の場合は1回目の入力で「press ctrl+d again to exit」という確認メッセージが表示されるため、続けてもう一度押すことで終了します。
Antigravity CLIを終了しても、シェルは専用ユーザー(antigravity-user)のままです。Step 9・10で使用する管理スクリプト(antigravity-cli-manage.sh)はroot権限で実行する必要があるため、exit コマンドで元のrootのSSHセッションに戻ってください。
# exit
メモ
カラーテーマの選択・利用規約への同意・ワークスペースの信頼確認(Step 4〜6)は初回起動時のみ表示されます。一度セットアップが完了すると、以降は同じディレクトリで agy を実行するとすぐにプロンプト入力画面が開きます。
Step 9: APIキー認証への切り替え(ブラウザ認証が不要な場合、オプション。root権限で実行)
# /root/antigravity-cli-manage.sh apikey <GEMINI_API_KEYの値>
Google Cloudのブラウザ認証を使わず、Gemini APIキーで認証する場合に使用します。Googleアカウント認証に戻す場合は以下を実行してください。
# /root/antigravity-cli-manage.sh oauth
Step 10: 動作確認
# /root/antigravity-cli-manage.sh diagnose
Antigravity CLIのバージョン、ホスト名、ファイアウォールの状態、現在の認証モードなどが表示されます。
管理スクリプト一覧
| スクリプト名 | 機能 | 使用例 |
|---|---|---|
| antigravity-cli-manage.sh diagnose | 動作状況の診断(バージョン・ドメイン・ファイアウォール・認証モード確認) | # /root/antigravity-cli-manage.sh diagnose |
| antigravity-cli-manage.sh update | 公式インストーラーを再実行し、最新版へ更新 | # /root/antigravity-cli-manage.sh update |
| antigravity-cli-manage.sh apikey | Gemini APIキーによる認証モードへ切り替え | # /root/antigravity-cli-manage.sh apikey <KEY> |
| antigravity-cli-manage.sh oauth | Googleアカウント認証モードへ切り替え | # /root/antigravity-cli-manage.sh oauth |
セキュリティグループ
| ポート番号 | プロトコル | 用途 | 必須/オプション |
|---|---|---|---|
| 22 | TCP | SSH | 任意(コントロールパネルのコンソール機能を利用する場合、22番ポートを閉じたままでも操作できます) |
同梱ツール(Takumi Guard)
本テンプレートには、サプライチェーン攻撃対策としてTakumi Guardの管理スクリプト(/root/takumi-guard.sh)が同梱されています(デフォルトは無効)。Takumi Guardは複数のテンプレートに共通で同梱されるツールのため、詳しい使い方は独立したページにまとめて記載しています。
基本的な有効化・無効化は、root権限で以下のコマンドを実行します。
# /root/takumi-guard.sh status
# /root/takumi-guard.sh enable
# /root/takumi-guard.sh disable
メモ
メール認証モードへの切り替え、レート制限、対象パッケージマネージャーの一覧、組織向けプランなど詳細な使い方は、Takumi Guard(同梱ツール)のページを参照してください。
外部リンク
| サイト名 | URL | 説明 |
|---|---|---|
| Antigravity CLI公式サイト | https://antigravity.google/product/antigravity-cli/ | プロダクト情報 |
| Antigravity CLI公式ドキュメント(はじめに) | https://antigravity.google/docs/cli/getting-started/ | インストール・初回起動ガイド |
| Antigravity CLI公式ドキュメント(設定) | https://antigravity.google/docs/cli/using/ | settings.json・キーバインド等の設定方法 |
| Antigravity CLI GitHubリポジトリ | https://github.com/google-antigravity/antigravity-cli | README・CHANGELOG(ソースコードは非公開) |
| Gemini CLIからAntigravity CLIへの移行案内 | https://developers.googleblog.com/an-important-update-transitioning-gemini-cli-to-antigravity-cli/ | Gemini CLI終了とAntigravity CLI移行に関する公式発表 |
| Takumi Guard(同梱ツール) | https://doc.conoha.jp/products/vps-v3/startupscripts-v3/takumi-guard/ | Takumi Guardの詳細な使い方(本サイト内ページ) |
| Antigravity 利用規約 | https://antigravity.google/terms | 利用規約 |