最終更新日: 2026年3月12日

テンプレート説明

Dokployは、Docker SwarmベースのセルフホストPaaS(Platform as a Service)プラットフォームです。Heroku・Vercel・Netlifyのオープンソース代替として、アプリケーションのデプロイ・データベース管理・ドメイン設定・SSL証明書の取得をWebUIから一元管理できます。

本テンプレートはセキュリティファーストアプローチを採用しており、インストール完了後もDokployサービスは停止状態を維持します。別途、管理スクリプトを使用したセットアップと起動が必要です。

スタートアップスクリプトのテンプレートを利用してサーバー作成を行う手順はご利用ガイドを参照してください。

メモ

Dokployのインストールにはインターネット経由でのDockerイメージのpullが伴います。このため、Dockerイメージのダウンロードは管理スクリプトのsetupコマンドを実行した際に行われます。スタートアップスクリプト実行直後には自動起動しません。

仕様

対応OSイメージ

Ubuntu 24.04 LTS

主要ソフトウェア

ソフトウェア名 バージョン ライセンス 用途
Dokploy Latest Apache License 2.0 PaaSプラットフォーム(Web UI・API)
Docker Latest Apache License 2.0 コンテナランタイム・Docker Swarmオーケストレーション
PostgreSQL 16 PostgreSQL License Dokploy内部データベース
Redis 7 BSD-3-Clause Dokploy内部キャッシュ
Traefik Latest MIT License リバースプロキシ・Let’s Encrypt SSL証明書管理

スタートアップスクリプト情報

項目 説明
アプリケーション利用ポート 80/tcp(HTTP)、443/tcp(HTTPS)、3000/tcp(Web UI)
インストールディレクトリ /etc/dokploy/
管理スクリプト /root/dokploy-manage.sh、/root/dokploy-diagnose.sh
初期状態 サービス停止中

その他

最小システム要件

  • CPU: 2コア以上
  • メモリ: 2GB以上
  • ディスク容量: 30GB以上
  • ネットワーク: パブリックIPアドレス(ポート80、443、3000、22がアクセス可能)

利用手順

メモ

スタートアップスクリプトにてアプリケーションのインストールが完了するまで数分かかります。
インストール完了後、rootディレクトリに「dokploy-info.txt」というファイルが作成されますのでご確認ください。
ファイルが存在しない場合、作成されるまでしばらくお待ちください。
スタートアップスクリプトの実行状況は、SSH接続後に以下のコマンドで確認できます。

# tail -f /var/log/dokploy-setup.log

重要

セキュリティ上の理由により、テンプレート作成直後はDokployサービスが停止状態です。以下の手順に従ってセットアップと起動を行ってください。なお、setupコマンドの実行時にDockerイメージのpullが発生するため、完了まで数分かかる場合があります。

Step 0: セキュリティグループについて

ConoHa VPS(Ver.3.0)ではサーバー毎にIPアドレスまたはポートでトラフィックを制御するセキュリティグループ(仮想ファイアウォール)が設定されます。本テンプレートをご利用の場合は、予め利用するポートの通信許可設定が必要です。詳細はセキュリティグループを参照してください。

Step 1: VPSへの接続

SSHクライアントを使用してVPSに接続します。

# ssh root@<サーバーIPアドレス>

Step 2: Dokployのセットアップ

以下のコマンドを実行してDokploy公式インストーラーを起動します。Docker SwarmおよびDokploy・PostgreSQL・Redis・Traefikの各サービスがインストールされます。

# /root/dokploy-manage.sh setup

セットアップ完了後、サービスは停止状態となります。

Step 3: サービスの起動

以下のコマンドでDokployサービスを起動します。

# /root/dokploy-manage.sh start

起動後、ターミナルにアクセスURL(http://<サーバーIPアドレス>:3000)が表示されます。

Step 4: 管理者アカウントの作成

ブラウザで http://<サーバーIPアドレス>:3000 にアクセスし、速やかに管理者アカウントを作成してください。

セキュリティ重要

Dokplayの初回アクセス時に管理者アカウントを作成していない場合、第三者によるアカウント乗っ取りのリスクがあります。サービス起動後は速やかに管理者アカウントを作成してください。

Step 5: HTTPS設定(推奨)

本番環境での利用には、DokployのWebUI経由でHTTPSを有効化することを推奨します。事前にドメインのDNS AレコードをサーバーのIPアドレスに向けておいてください。

メモ

VPSのパブリックIPに対して逆引きDNS(PTRレコード)が設定されている場合、dokploy-manage.sh start または status の実行時に逆引きドメインが推奨候補として表示されます。このドメインはDNS設定なしでそのまま使用できる場合があります。

  1. DokployのWebUI(http://<サーバーIPアドレス>:3000)にアクセス
  2. Settings → Web Server → Domain にドメイン名を入力
  3. Settings → Web Server → Let’s Encrypt Email にメールアドレスを入力
  4. Settings → Web Server → HTTPS を ON に設定
  5. Settings → Web Server → Certificate Provider で「Let’s Encrypt」を選択 → Save

TraefikがLet’s Encrypt証明書を自動取得します(約30秒)。証明書は /etc/dokploy/traefik/dynamic/acme.json に保存されます。

Step 6: IP:ポートアクセスの無効化(オプション)

HTTPS設定完了後、https://<ドメイン> でのアクセスを確認してから、セキュリティ強化のためにIP:ポートによるDokploy WebUIへの直接アクセスを無効化できます。

重要

以下のコマンドを実行する前に、ドメイン経由のHTTPSアクセスが正常に動作していることを必ず確認してください。アクセスできない状態でコマンドを実行すると、DokployのWebUIにアクセスできなくなります。

# docker service update --publish-rm "published=3000,target=3000,mode=host" dokploy

Step 7: 管理スクリプト一覧

インストール後、以下の管理スクリプトが利用できます。

スクリプト名 コマンド 機能
dokploy-manage.sh setup # /root/dokploy-manage.sh setup 初回セットアップ(Dockerイメージpull・インストール)
dokploy-manage.sh start # /root/dokploy-manage.sh start サービス起動
dokploy-manage.sh stop # /root/dokploy-manage.sh stop サービス停止
dokploy-manage.sh restart # /root/dokploy-manage.sh restart サービス再起動
dokploy-manage.sh status # /root/dokploy-manage.sh status ステータス確認・アクセスURL表示
dokploy-diagnose.sh # /root/dokploy-diagnose.sh システム診断(Docker・サービス状態・ポート・ファイアウォール確認)

セキュリティグループ設定

ポート番号 プロトコル 用途 必須/オプション
22 TCP SSH 任意
80 TCP HTTP(Traefik) 必須
443 TCP HTTPS(Traefik) 推奨
3000 TCP Dokploy Web UI 必須(IP:ポートアクセス無効化後は不要)

アプリケーションの具体的な利用方法につきましては、サービス開発元やサービス提供元の公式サイト、Wikiなどで最新情報をご確認ください。

サイト名 URL 説明
Dokploy公式サイト https://dokploy.com/ プロダクト情報・最新ニュース
Dokploy公式ドキュメント https://docs.dokploy.com/ 技術ドキュメント・チュートリアル
DokployのGitHubリポジトリ https://github.com/Dokploy/dokploy ソースコード・イシュートラッカー