最終更新日: 2026年09月25日

テンプレート説明

NanoClawは、WhatsApp・Telegram・Discord・Slack などのメッセージングチャンネルから複数の Claude エージェントを利用できるオープンソースの AI エージェントフレームワークです。各エージェントは独立した Docker コンテナ内で動作するため、OS レベルのプロセス分離により高いセキュリティを実現しています。メッセージ履歴・スケジュールタスク・Web アクセスなどの機能を備えており、コードベースが小規模に保たれているため、ユーザー自身がカスタマイズを行いやすい設計となっています。

本テンプレートはスタートアップスクリプト完了後、NanoClaw のインタラクティブセットアップはサービスを停止した状態で待機します。SSH 接続後に管理スクリプト(nanoclaw-manage.sh setup)を実行して、表示名・Anthropic 認証・チャンネル設定を行ってください。

スタートアップスクリプトのテンプレートを利用してサーバー作成を行う手順はご利用ガイドを参照してください。

加えて、2026年9月25日より、サプライチェーン攻撃対策として同梱ツール「Takumi Guard」の管理スクリプトが同梱されます(デフォルトは無効)。2026年9月24日以前に作成したサーバーには同梱されていません。詳しくは後述の「同梱ツール(Takumi Guard)」をご覧ください。

仕様

対応OSイメージ

Ubuntu 24.04 LTS

主要ソフトウェア

ソフトウェア名 バージョン ライセンス 用途
NanoClaw Latest MIT AI エージェントフレームワーク本体
Node.js 22.23.3(Node.js 22系の最新パッチ。NodeSource経由でインストールされるため、サーバー作成時点により変動) MIT NanoClaw ホストプロセスの実行環境
pnpm Latest MIT パッケージマネージャー(corepack 経由)
Docker CE Latest Apache 2.0 エージェントコンテナの実行基盤
UFW Latest GPL-3.0 ファイアウォール管理

スタートアップスクリプト情報

項目 説明
アプリケーション利用ポート 22/tcp(SSH のみ。NanoClaw は外部公開ポートを持ちません)
インストールディレクトリ /home/nanoclaw/nanoclaw
管理スクリプト /root/nanoclaw-manage.sh(/root/takumi-guard.sh)
※2026年9月24日以前に作成したサーバーでは、診断には従来の /root/nanoclaw-diagnose.sh をご利用ください(setup・start・stop・updateは共通です)。
※Takumi Guardの管理スクリプト(/root/takumi-guard.sh)は2026年9月24日以前に作成したサーバーには同梱されていません。
実行ユーザー nanoclaw(専用ユーザー、systemd linger 有効)
初期状態 依存関係インストール・リポジトリクローン済み、NanoClaw サービス未起動(セットアップ待ち)
インストールログ /var/log/nanoclaw-install.log

メモ

管理スクリプトは2026年9月25日に更新されています。2026年9月25日以降に本テンプレートでサーバーを作成した場合は、診断機能を統合した単一の管理スクリプト(/root/nanoclaw-manage.sh、status サブコマンドで診断表示)と Takumi Guard(/root/takumi-guard.sh)をご利用ください。2026年9月24日以前に作成したサーバーでは、setup・start・stop・updateは同じ /root/nanoclaw-manage.sh が使えますが、診断には従来の /root/nanoclaw-diagnose.sh をご利用ください。Takumi Guardは同梱されていません。

その他

最小システム要件

  • CPU: 1コア以上
  • メモリ: 最小 2GB、推奨 4GB 以上
  • ディスク容量: 最小 4GB、推奨 10GB 以上
  • ネットワーク: パブリック IP アドレス(SSH アクセス用)

利用手順

メモ

スタートアップスクリプトにてアプリケーションのインストールが完了するまで数分かかります。
インストール完了後、rootディレクトリに「nanoclaw-info.txt」というファイルが作成されますのでご確認ください。
ファイルが存在しない場合、作成されるまでしばらくお待ちください。
スタートアップスクリプトの実行状況は、SSH接続後に以下のコマンドで確認できます。

# tail -f /var/log/nanoclaw-install.log

重要

スタートアップスクリプト完了直後、NanoClaw はまだ動作していません。依存関係のインストールとリポジトリのクローンが完了した状態です。以下の手順に従い、SSH 接続後にインタラクティブセットアップを実行してください。

Step 1: VPS への接続

ConoHa コントロールパネルで確認した IP アドレスに SSH で接続します。

# ssh root@<IPアドレス>

Step 2: インストール状況の確認(任意)

スタートアップスクリプトのログや各種ツールのインストール状況を確認できます。使用するコマンドは、サーバーの作成日によって異なります。

2026年9月25日以降に作成したサーバー:

# /root/nanoclaw-manage.sh status

2026年9月24日以前に作成したサーバー:

# /root/nanoclaw-diagnose.sh

いずれも Node.js・pnpm・Docker のバージョン、リポジトリの状態、UFW の設定状況などが表示されます(2026年9月25日以降の status サブコマンドでは、ユーザー linger 状態・Docker グループ所属・systemd ユーザーサービス状態も併せて表示されます)。

Step 3: NanoClaw インタラクティブセットアップの実行

管理スクリプトの setup コマンドで、公式インストーラー(nanoclaw.sh)を起動します。

# /root/nanoclaw-manage.sh setup

以下の項目を対話形式で設定します。

  • 表示名(デフォルト: Andy)
  • Anthropic 認証方式(OAuth / API キー / スキップ)
  • 最初のチャンネル(Telegram / Discord / WhatsApp / ローカル CLI)
  • チャンネル固有の認証情報(ボットトークン、WhatsApp の QR コードなど)

メモ

OAuth 認証を選択した場合、claude setup-token ステップで SSH セッションに URL が表示されます。ローカルブラウザでその URL を開き、表示されたトークンを SSH セッションに貼り付けてください。

セットアップが完了すると、~/.config/systemd/user/nanoclaw-v2-<slug>.service が登録され、エージェントが自動起動します。

Step 4: サービスの操作

セットアップ完了後のサービス管理は nanoclaw-manage.sh で行います。

# /root/nanoclaw-manage.sh start    # サービス起動
# /root/nanoclaw-manage.sh stop     # サービス停止

再起動が必要な場合は stop → start の順に実行してください。

Step 5: アップデート

NanoClaw の公式アップデートスキル(/update-nanoclaw)を実行します。

# /root/nanoclaw-manage.sh update

アップデートフロー(プレビュー・マージ・ビルド・テスト)が対話的に進みます。完了後はサービスの再起動(stop → start)が必要です。

管理スクリプト一覧

メモ

管理スクリプトは2026年9月25日に更新されています。サーバーの作成日に応じて、以下のいずれかをご利用ください。

2026年9月25日以降に作成したサーバー

スクリプト名 機能 使用例
nanoclaw-manage.sh setup NanoClaw インタラクティブセットアップ(初回のみ) # /root/nanoclaw-manage.sh setup
nanoclaw-manage.sh start NanoClaw サービス起動 # /root/nanoclaw-manage.sh start
nanoclaw-manage.sh stop NanoClaw サービス停止 # /root/nanoclaw-manage.sh stop
nanoclaw-manage.sh update 公式アップデートスキル(/update-nanoclaw)の実行 # /root/nanoclaw-manage.sh update
nanoclaw-manage.sh status 各種ツールのバージョン・サービス状態・ログ末尾の表示(診断機能を統合) # /root/nanoclaw-manage.sh status

2026年9月24日以前に作成したサーバー

スクリプト名 機能 使用例
nanoclaw-manage.sh setup NanoClaw インタラクティブセットアップ(初回のみ) # /root/nanoclaw-manage.sh setup
nanoclaw-manage.sh start NanoClaw サービス起動 # /root/nanoclaw-manage.sh start
nanoclaw-manage.sh stop NanoClaw サービス停止 # /root/nanoclaw-manage.sh stop
nanoclaw-manage.sh update 公式アップデートスキル(/update-nanoclaw)の実行 # /root/nanoclaw-manage.sh update
nanoclaw-diagnose.sh 各種ツールのバージョン・サービス状態・ログ末尾の表示 # /root/nanoclaw-diagnose.sh

メモ

setup・start・stop・updateサブコマンドはサーバーの作成日にかかわらず共通です。診断機能(旧 diagnose)のみ、2026年9月25日以降に作成したサーバーでは nanoclaw-manage.sh status に統合されています。Takumi Guard(/root/takumi-guard.sh)は2026年9月25日以降に作成したサーバーにのみ同梱されています。

セキュリティグループ設定

ポート番号 プロトコル 用途 必須/オプション
22 TCP SSH 任意

メモ

NanoClaw はメッセージングサービス(Telegram・Discord・WhatsApp など)へ外向きの HTTPS/WSS 接続を行います。インバウンドで公開するポートは SSH(22/tcp)のみです。

同梱ツール(Takumi Guard)

本テンプレートには、サプライチェーン攻撃対策としてTakumi Guardの管理スクリプト(/root/takumi-guard.sh)が同梱されています(デフォルトは無効)。Takumi Guardは複数のテンプレートに共通で同梱されるツールのため、詳しい使い方は独立したページにまとめて記載しています。

重要

Takumi Guardの管理スクリプト(/root/takumi-guard.sh)は、2026年9月25日以降に作成したサーバーにのみ同梱されています。2026年9月24日以前に作成したサーバーでは、このファイルは存在しないため、以下のコマンドは実行できません(-bash: /root/takumi-guard.sh: No such file or directory のようなエラーになります)。Takumi Guardを利用したい場合は、サーバーの再作成をご検討ください。

基本的な有効化・無効化は、root権限で以下のコマンドを実行します。

# /root/takumi-guard.sh status
# /root/takumi-guard.sh enable
# /root/takumi-guard.sh disable

メモ

NanoClaw では専用ユーザー(nanoclaw)配下にインストール済みのパッケージマネージャー(npm / pip・uv / RubyGems / Go / Composer)が自動検出され、該当する設定ファイルのみが書き換えられます。メール認証モードへの切り替え、レート制限、対象パッケージマネージャーの一覧、組織向けプランなど詳細な使い方は、Takumi Guard(同梱ツール)のページを参照してください。

サイト名 URL 説明
NanoClaw 公式サイト https://nanoclaw.dev プロダクト情報・最新ニュース
NanoClaw 公式ドキュメント https://docs.nanoclaw.dev 技術ドキュメント・クイックスタート・アーキテクチャ解説
NanoClaw GitHub リポジトリ https://github.com/qwibitai/nanoclaw ソースコード・イシュートラッカー・CHANGELOG
Takumi Guard(同梱ツール) https://doc.conoha.jp/products/vps-v3/startupscripts-v3/takumi-guard/ Takumi Guardの詳細な使い方(本サイト内ページ)