最終更新日: 2026年2月5日
テンプレート説明
VPS環境で”すぐ使えるAIエージェント”を実現、環境構築不要で効率的に活用可能
OpenClawは、WhatsApp、Telegram、Discord、Slackなど複数のチャットプラットフォームに接続できる、オープンソースのパーソナルAIアシスタントです。ローカルマシン上で動作し、永続的なメモリ機能により過去の会話やユーザーの好みを記憶し続けることで、より個人に最適化されたAI体験を提供します。ファイルの読み書き、シェルコマンド実行、ブラウザ制御など、システムへの包括的なアクセスを通じて、日常的なタスクの自動化を実現します。
本テンプレートはインストール完了後もサービスは停止状態を維持します。初期設定と適切なセキュリティ対策を完了してから、サービスを起動してください。
スタートアップスクリプトのテンプレートを利用してサーバー作成を行う手順はご利用ガイドを参照してください。
OpenClaw を VPS で利用するメリット
1. 実行環境を切り分けたセキュアな運用が可能
VPS上で稼働させることで、実行環境を個人のPCや家庭内ネットワークから分離することができます。不測の事態が発生した場合でもローカル環境への影響を遮断できます。限定されたVPS環境内に必要最小限のデータと権限のみを配置することで、アクセス制御や運用監視を含めてセキュリティを確保しやすい構成を実現します。
2. 24時間365日稼働する「AIエージェント」として活用可能
ローカル環境(PC)で実装した場合、PCが電源オフやスリープ状態になるとAIエージェントが停止してしまいますが、VPS環境なら24時間365日安定して稼働し続けるため、深夜や外出中でも「常時稼働しているAIエージェント」として活用できます。
3. 開発・検証用途に適した独立環境
開発やテストの段階において、独立した環境でOpenClawの動作や挙動を確認しながら、段階的に機能検証を進めることができます。
4. 環境構築や更新の手間を軽減
従来は手動でのセットアップが必要で、利用には一定の専門知識が求められていましたが、ConoHa VPS byGMOのスタートアップスクリプトを活用することで、環境構築や更新の手間を抑えつつ、最新の状態で利用しやすくなります。
注意
OpenClawは以下の環境での利用について、特に慎重な検討が必要です。
- 業務メール、顧客情報等の機密データを扱う環境
- 金融・医療情報など高度なセキュリティが求められる用途
- 仮想通貨ウォレットがインストールされている環境
- 本番環境や重要なデータが保存されているシステム
- インターネットバンキングやオンライン決済を行うシステム
- アップデート管理や設定変更などの技術的運用が困難な環境
OpenClawはシステムへの高い権限を持つため、適切なセキュリティ対策が必須です。インターネット公開時は本ドキュメントのセキュリティ推奨事項を必ずご確認ください。また、安定した動作には最小2GB以上のメモリが必要です。
仕様
対応OSイメージ
Ubuntu 24.04 LTS
主要ソフトウェア
| ソフトウェア名 | バージョン | ライセンス | 用途 |
|---|---|---|---|
| OpenClaw | Latest | MIT License | AIアシスタントゲートウェイ |
| Node.js | 24.x | MIT License | JavaScriptランタイム環境 |
| Nginx | Latest | BSD-2-Clause | リバースプロキシ・Webサーバー |
| OpenSSL | Latest | Apache 2.0 | SSL/TLS証明書管理 |
| UFW | Latest | GPL-3.0 | ファイアウォール管理 |
スタートアップスクリプト情報
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| アプリケーション利用ポート | 80/tcp (HTTP), 443/tcp (HTTPS), 18789/tcp (Gateway内部通信) |
| インストールディレクトリ | /opt/openclaw |
| 管理スクリプト | /root/openclaw-*.sh |
| 初期状態 | サービス停止中(セキュリティのため) |
その他
最小システム要件
- CPU: 1〜2 vCPU
- メモリ: 最小2GB、推奨4GB以上
- ディスク容量: 20GB以上
ヒント
推奨4GBメモリ構成では、複数エージェントの並列実行、ブラウザ制御、長時間実行など、本格的な業務利用が可能になります。最小2GB構成は軽量な短期利用に限定されます。
事前準備
OpenClawを利用するには、LLMプロバイダーのAPIキーとチャットプラットフォームの接続情報が必要です。本ドキュメントでは、代表的なLLMプロバイダーとして Anthropic(Claude)またはOpenAI(GPT)、チャットプラットフォームとしてTelegramを使用する手順を説明します。
メモ
OpenClawはAnthropic、OpenAI以外にも、Google AI(Gemini)、AWS Bedrock、Azure OpenAI等のLLMプロバイダーに対応しています。また、Discord、Slack、WhatsApp等のチャットプラットフォームも利用可能です。詳細はOpenClaw公式ドキュメントをご参照ください。
LLMプロバイダーのAPIキー取得
ここでは、Anthropic(Claude)またはOpenAI(GPT)のいずれかを選択してAPIキーを取得します。
オプションA: Anthropic(Claude)APIキーの取得
OpenClawはデフォルトでAnthropic Claude APIを使用します。
手順:
- Anthropic Consoleにアクセス
- アカウントにログイン(または新規作成)
- 左側メニューから「API Keys」セクションを選択
- 「Create Key」ボタンをクリック
- キーに名前を付ける(例: openclaw-production)
- 生成されたAPIキーをコピーして安全な場所に保存
重要
APIキーは一度しか表示されません。必ずコピーして安全な場所(パスワードマネージャー等)に保存してください。APIキーは機密情報です。第三者と共有したり、GitHubなどの公開リポジトリにコミットしないでください。
料金について
Anthropic APIは従量課金制です。使用量に応じて課金されるため、利用状況の監視を推奨します。
オプションB: OpenAI(GPT)APIキーの取得
手順:
- OpenAI Platformにアクセス
- アカウントにログイン(または新規作成)
- 左側メニューから「API keys」セクションを選択
- 「Create new secret key」ボタンをクリック
- キーに名前を付ける(例: openclaw-production)
- 「Create secret key」ボタンをクリック
- 生成されたAPIキー(sk-で始まる文字列)をコピーして安全な場所に保存
重要
OpenAI APIキーは一度しか表示されません。必ずコピーして安全な場所に保存してください。APIキーが漏洩した場合、不正利用により予期しない高額請求が発生する可能性があります。漏洩が疑われる場合は、直ちにAPIキーを無効化し、新しいキーを生成してください。
料金について
OpenAI APIは従量課金制です。使用量制限(Usage limits)を設定することで、予期しない高額請求を防ぐことができます。
Telegram Bot Tokenの取得
TelegramでOpenClawを利用するには、Telegram Bot APIトークンが必要です。
BotFatherでBotを作成
- Telegramアプリを開く(スマートフォンまたはデスクトップ)
- 検索バーで「@BotFather」を検索してチャットを開く
/newbotコマンドを送信- Botの表示名を入力(例: My OpenClaw Assistant)
- Botのユーザー名を入力
- ユーザー名は「bot」で終わる必要があります(例: myopenclaw_bot)
- グローバルで一意である必要があります(既に使用されている名前は使用不可)
- BotFatherからBot Tokenが表示されます(形式: 123456789:ABCdefGHIjklMNOpqrsTUVwxyz)
- このTokenをコピーして安全な場所に保存
重要
Telegram Bot Tokenは機密情報です。このトークンを使用すると、誰でもあなたのBotを制御できます。第三者と共有したり、公開リポジトリにコミットしないでください。トークンが漏洩した場合は、BotFatherで/mybots → Botを選択 → 「API Token」→ 「Revoke current token」から無効化できます。
Botの設定(オプション)
Botの外観や説明をカスタマイズできます。
- BotFatherのチャットで
/mybotsを送信 - 作成したBotを選択
- 「Edit Bot」を選択
- 「Edit Description」: Botの詳細説明を追加(ユーザーがBotを初めて開いたときに表示)
- 「Edit About」: Botの簡単な説明を追加(Bot情報ページに表示)
- 「Edit Botpic」: Botのアイコン画像を設定
メモ
この時点ではBotにメッセージを送る必要はありません。OpenClawのサービス起動時に、Botとの接続設定(ペアリング)を行います。Bot作成が完了したら、Botのユーザー名(例:@myopenclaw_bot)とBot Tokenをメモしておいてください。
セキュリティ重要
Telegram Botは、デフォルトではペアリング(接続承認)が必要です。OpenClawはデフォルトで「ペアリング方式」を採用しており、初回メッセージ送信時にペアリングコードが発行されます。管理者が承認することで、そのユーザーのみがBotにアクセスできるようになります。
- Bot名の取り扱い:作成したBotのユーザー名(@で始まる名前)は、信頼できる人以外に共有しないでください。
- ペアリングコードの管理:ペアリングコードは第三者に知られないよう注意してください。
- 定期的な監査:OpenClaw Control UIから接続デバイスや実行履歴を定期的に確認し、不審なアクセスがないか監視してください。
OpenClawはファイルの読み書き、シェルコマンド実行、ブラウザ制御など、システムへの包括的なアクセス権を持つため、適切なアクセス制御が必須です。ペアリングプロセスにより、承認されたユーザーのみがアクセスできます。
利用手順
メモ
スタートアップスクリプトにてアプリケーションのインストールが完了するまで数分かかります。
インストール完了後、rootディレクトリに「openclaw-info.txt」というファイルが作成されますのでご確認ください。
ファイルが存在しない場合、作成されるまでしばらくお待ちください。
スタートアップスクリプトの実行状況は、SSH接続後に以下のコマンドで確認できます。
# tail -f /var/log/openclaw-setup.log
重要
セキュリティ上の理由により、テンプレート作成直後はOpenClawサービスが停止状態です。以下の手順に従って安全にサービスを起動し、設定を行ってください。
Step 0: セキュリティグループについて
ConoHa VPS(Ver.3.0)ではサーバー毎にIPアドレスまたはポートでトラフィックを制御するセキュリティグループ(仮想ファイアウォール)が設定されます。本テンプレートをご利用の場合は、予め利用するポートの通信許可設定が必要です。詳細はセキュリティグループを参照してください。
Step 1: VPSへの接続
ConoHaコントロールパネルからSSH接続情報を確認し、ターミナルから接続します。
鍵認証でのSSH接続コマンド例
# ssh -i 秘密鍵ファイルのパス root@VPSのグローバルIPアドレス
セキュリティ重要
SSH接続のセキュリティ強化は必須です。以下の対策を実施を検討ください。
- 接続元IPアドレスの制限:ConoHaセキュリティグループで信頼できるIPアドレスのみSSH接続を許可
- 公開鍵認証の設定:パスワード認証ではなく、公開鍵認証を使用
- 専用SSH鍵の作成:OpenClaw専用の新しいSSH鍵ペアを作成し、既存の鍵の使い回しを避ける
これらの対策により、不正アクセスのリスクを大幅に低減できます。
Step 2: セットアップウィザードの実行
管理スクリプトを使用して、OpenClawのセットアップウィザードを実行します。
# /root/openclaw-manage.sh setup
セットアップウィザードが起動すると、最初に以下の確認が表示されます:
◆ I understand this is powerful and inherently risky. Continue?
│ ○ Yes / ● No
OpenClawはシステムへの包括的なアクセス権を持つため、この警告を十分に理解した上で「Yes」を選択してください。
次に、セットアップモードの選択が表示されます:
◆ Onboarding mode
│ ● QuickStart (Configure details later via openclaw configure.)
│ ○ Manual
初めてOpenClawを利用する場合は「QuickStart」を選択することを推奨します。QuickStartでは最小限の設定で素早く起動し、詳細な設定は後からopenclaw configureコマンドで行うことができます。
QuickStartモードでの設定項目
QuickStartモードでは、以下の必須項目のみを設定します:
- LLMプロバイダーの選択とAPIキー: Anthropic(Claude)、OpenAI、Geminiなどから選択し、事前準備で取得したAPIキーを入力
- チャットプラットフォームの選択と接続情報: Telegram、Discord、Slack、WhatsAppなどから選択し、必要な認証情報(Telegram Bot Token等)を入力
Manualモードでの設定項目
Manualモードを選択した場合、以下のすべての項目を詳細に設定します:
- LLMプロバイダーの選択とAPIキー
- チャットプラットフォームの選択と接続情報
- ゲートウェイ設定: ポート番号、ログレベル、その他の動作パラメータ
- メモリ設定: 会話履歴の保存期間や記憶の動作設定
- ツール権限: ファイル操作、シェルコマンド、ブラウザ制御などの許可範囲
メモ
どちらのモードを選択しても、後からopenclaw configureコマンドで設定を変更できます。
メモ
APIキーは安全に管理してください。OpenClawはこれらの認証情報を使用して外部AIサービスと通信します。使用量に応じてAPIプロバイダーから課金されますので、利用状況の監視を推奨します。
スキル(Skills)の設定
LLMプロバイダーとチャットプラットフォームの基本設定が完了すると、OpenClawが使用できる「スキル」(機能)の設定画面が表示されます:
◇ Skills status ────────────╮
│ │
│ Eligible: 7 │
│ Missing requirements: 43 │
│ Blocked by allowlist: 0 │
│ │
├────────────────────────────╯
│
◆ Configure skills now? (recommended)
この画面は、OpenClawが利用可能なスキルの状態を示しています:
- Eligible: 7 – 現在利用可能な標準搭載の基本スキル(ファイル操作、テキスト処理等)
- Missing requirements: 43 – 追加の依存関係や外部サービスとの連携が必要なスキル
- Blocked by allowlist: 0 – セキュリティ設定で明示的にブロックされているスキル
メモ
ウィザードの「(recommended)」について:この表示は、通常の利用において標準搭載の基本スキル(Eligible: 7)を有効化することを推奨する意味です。これらの基本スキルはOpenClaw本体に含まれており、比較的安全に利用できます。
初回セットアップでの推奨設定
初めてOpenClawを利用する場合:
ウィザードで「Yes」を選択し、以下の設定を行います:
- Node managerの選択:「npm」を選択(推奨)
- スキルの選択画面:「Skip for now」を選択して追加スキルのインストールをスキップ
この設定により、標準搭載の基本スキル(Eligible: 7個)のみが有効化され、追加のスキルマーケットプレイスからのインストールは行われません。
セキュリティ重要
ClawHub(スキルマーケットプレイス)からの追加スキルインストールは推奨しません。
2026年2月、ClawHubで341個以上の悪意あるスキルが発見されました。これらは以下のような被害をもたらします:
- 仮想通貨ウォレットの秘密鍵窃取(仮想通貨関連スキル111個が悪意あるもの)
- Atomic Stealer(AMOS)マルウェアのインストール
- ブラウザパスワード・システム認証情報の窃取
特に避けるべきカテゴリ:仮想通貨ユーティリティ、YouTubeツール、Polymarket向けボット、自動アップデーター
標準搭載の基本スキルのみで運用することを強く推奨します。追加のスキルが必要な場合は、公式ドキュメントを確認し、ソースコードを精査した上で、自己責任でインストールしてください。
標準搭載の基本スキル(Eligible: 7)について
OpenClawに標準搭載されている基本スキルには以下のようなものが含まれています:
- テキスト会話と情報検索
- 基本的なファイル操作(読み取り・書き込み)
- 簡単なコマンド実行
これらの基本スキルだけでも、多くの日常的なタスクに対応できます。
後からスキルを管理する方法
セットアップ後、スキルは以下のコマンドで管理できます:
# 利用可能なスキル一覧を表示
# openclaw skills list
# 特定のスキル情報を確認
# openclaw skills info <skill-name>
# スキルの有効化/無効化
# openclaw skills enable <skill-name>
# openclaw skills disable <skill-name>
# 対話形式でスキルを設定
# openclaw configure skills
Bot(AIアシスタント)の起動方法選択
スキル設定が完了すると、OpenClawの「孵化(Hatch)」方法を選択する画面が表示されます:
◆ How do you want to hatch your bot?
│ ● Hatch in TUI (recommended)
│ ○ Open the Web UI
│ ○ Do this later
この選択肢は、OpenClawのAIアシスタントをどのように初期設定するかを決定します。
選択肢の説明
| 選択肢 | 説明 | 推奨度 |
|---|---|---|
| Hatch in TUI (recommended) | ターミナル上でBotとの対話セッションを開始。動作確認と初期テストに最適 | 推奨 |
| Open the Web UI | Webブラウザ経由でControl UIを開いてBotを設定する | 通常利用 |
| Do this later | 後で手動でBotを起動・設定する | 上級者向け |
推奨設定:「Hatch in TUI」を選択
初めて利用する場合は「Hatch in TUI (recommended)」を選択してください。
「Hatch in TUI」を選択すると、ターミナル上で直接OpenClawとの対話セッションが開始されます:
◇ How do you want to hatch your bot?
│ Hatch in TUI (recommended)
openclaw tui - ws://127.0.0.1:18789 - agent main - session main
session agent:main:main
Wake up, my friend!
Hello! I'm awake and ready to assist you. What can I help you with today?
connected | idle
agent main | session main (openclaw-tui) | openai/gpt-4o-mini | tokens 0/128k (0%)
この画面が表示されたら、OpenClawが正常に起動し、対話可能な状態になっています。
TUI(Terminal User Interface)での操作
TUI画面では、以下のように操作できます:
- メッセージ入力:プロンプトにテキストを入力してEnterキーで送信
- 動作確認:簡単な質問(例:「Hello」「What can you do?」)でBotの応答を確認
- ステータス確認:画面下部に接続状態、使用モデル、トークン使用量が表示される
- 終了方法:
Ctrl+CでTUIを終了
メモ
TUIは動作確認用です。このセッションは、実際にTelegram等のチャットアプリで使用する際と同じように動作します。TUIで動作を確認できたら、Ctrl+Cで終了して次のステップに進んでください。TUIを終了してもOpenClawの設定は保存されています。
Step 3: サービスの起動とTelegram Botペアリング
セットアップが完了したら、サービスを起動します。
# /root/openclaw-manage.sh start
起動後、Control UIへのアクセス情報(認証トークン付きURL)が表示されます。
Telegram Botとのペアリング(必須)
Telegram Botを使用する場合、初回メッセージ送信時にペアリング(接続承認)が必要です。
- Telegram Botにメッセージを送信
Telegramアプリで、事前準備で作成したBotを検索し、チャットを開きます。
/startまたは、任意のメッセージ(例:「Hello」)を送信します。
- ペアリングコードを受信
Botから以下のようなメッセージが返信されます:
OpenClaw: access not configured. Pairing approve telegram ABC123このペアリングコード(例:ABC123)をメモします。
- VPS上でペアリングを承認
SSH接続しているターミナルで、以下のコマンドを実行します:
# openclaw pairing approve telegram ABC123 # (ABC123の部分を実際のペアリングコードに置き換える)成功すると、以下のようなメッセージが表示されます:
Approved telegram sender 123456789 - Telegramで確認
あなたのTelegramアカウントとBotの接続が確立され、通常の会話が可能か確認してください。
Step 4: ダッシュボードへのアクセス
推奨:SSHトンネル経由でのアクセス(最も安全)
ローカルマシンから以下のコマンドでSSHトンネルを確立します。
# ssh -L 18789:localhost:18789 root@<VPSのIPアドレス>
SSHトンネル確立後、ローカルブラウザで /root/openclaw-ui.txt のLocal項目に記載されているURLにアクセスします。
外部からの直接アクセス(非推奨)
セキュリティリスクを理解した上で外部から直接アクセスする場合は、ブラウザで /root/openclaw-ui.txt のWebUI項目に記載されているURLにアクセスすることは可能ですが非推奨です。
Control UIの認証には、起動時に表示されたトークンが必要です。
メモ
認証トークン情報は /root/openclaw-ui.txt に保存されています(権限600)。必要に応じてこのファイルから確認できます。SSHトンネルを使用する場合、ポート443を外部に公開する必要はありません。
Step 5: HTTPS設定(オプション)
Let’s Encrypt SSL証明書を使用する場合:
Let’s Encrypt証明書を取得する管理コマンドを用意していますがポート80と443の外部公開が必須となるため非推奨です。基本的にはSSHトンネル経由でアクセスしてください。
Let’s Encrypt証明書を取得する場合のコマンド:
# /root/openclaw-letsencrypt.sh -e [email protected]
メモ
Let’s Encrypt証明書の取得には、ドメインのDNSレコードがVPSのIPアドレスを正しく指している必要があります。DNSの設定変更後、反映までに時間がかかる場合があります。証明書取得後も、90日ごとの自動更新のためにポート80へのアクセスが必要です。
Step 6: ドメイン設定(オプション)
ドメイン設定を変更する管理コマンドを用意していますが、SSHトンネル経由でアクセスにドメインは不要です。
ドメインを変更する場合は、以下のスクリプトを使用します。
# /root/openclaw-change-domain.sh -d new-domain.com
Step 7: システム診断
システムの動作状態を確認します。
# /root/openclaw-diagnose.sh
このスクリプトは以下の項目を診断します:
- ホスト名とIPアドレス
- Node.jsとOpenClaw CLIのバージョン
- サービスの稼働状態
- Nginx設定の正当性
- SSL証明書の有効期限
- ファイアウォール設定
- ポートのリスニング状態
- OpenClawのヘルスチェック
バージョンアップ手順
OpenClawは活発に開発が進められており、定期的にセキュリティ修正、バグフィックス、新機能が提供されます。特にセキュリティ脆弱性の修正が含まれる場合は、速やかなアップデートを強く推奨します。
重要
バージョンアップ前に必ず以下のバックアップを取得してください:
- 設定ファイル:
~/.openclaw/openclaw.json - 認証情報:
~/.openclaw/credentials/ - エージェント設定:
~/.openclaw/agents/ - ワークスペース:
~/clawd/
セキュリティ脆弱性の修正が含まれる場合は、速やかにアップデートを適用してください。
方法1: 公式インストーラーを使用(推奨)
最も安全で確実な方法は、公式インストーラーを再実行することです。既存のインストールを検出し、適切にアップグレードします。
# 1. サービスを停止
# /root/openclaw-manage.sh stop
# 2. 公式インストーラーを実行(オンボードウィザードをスキップ)
# curl -fsSL https://openclaw.ai/install.sh | bash -s -- --no-onboard
# 3. システム診断を実行
# openclaw doctor
# 4. サービスを起動
# /root/openclaw-manage.sh start
方法2: CLIコマンドによる更新
OpenClaw CLIが利用可能な場合、以下のコマンドで更新できます。
# 更新を確認して実行(自動的にサービスを再起動)
# openclaw update
# または、手動でnpmを使用
# npm install -g openclaw@latest
# openclaw doctor
# /root/openclaw-manage.sh restart
更新後の確認手順
# 1. バージョンの確認
# openclaw --version
# 2. ヘルスチェック
# openclaw health
# 3. セキュリティ監査
# openclaw security audit
# 4. サービスの状態確認
# /root/openclaw-manage.sh status
# 5. Control UIへのアクセス確認
# /root/openclaw-manage.sh dashboard
メモ
openclaw doctor は設定の移行、非推奨設定の検出、セキュリティ監査、ゲートウェイサービスの設定確認を自動的に行います。アップデート後は必ず実行してください。問題が発生した場合、このコマンドの出力が解決の手がかりになります。
トラブルシューティング
アップデートが失敗する場合
# 1. 詳細なログを確認
# journalctl -u openclaw -n 50
# 2. doctorを再実行
# openclaw doctor
サービスが起動しない場合
# systemdサービスの状態確認
# systemctl status openclaw.service
# 設定ファイルの検証
# openclaw doctor
# サービスの再起動
# /root/openclaw-manage.sh restart
設定が引き継がれない場合
# 設定の自動移行を確認
# openclaw doctor
# 手動で設定を確認
# cat ~/.openclaw/openclaw.json
管理スクリプト一覧
| スクリプト名 | 機能 | 使用例 |
|---|---|---|
| openclaw-manage.sh | サービス起動 | # /root/openclaw-manage.sh start |
| openclaw-manage.sh | サービス停止 | # /root/openclaw-manage.sh stop |
| openclaw-manage.sh | サービス再起動 | # /root/openclaw-manage.sh restart |
| openclaw-manage.sh | ステータス確認 | # /root/openclaw-manage.sh status |
| openclaw-manage.sh | セットアップウィザード | # /root/openclaw-manage.sh setup |
| openclaw-manage.sh | ダッシュボード情報表示 | # /root/openclaw-manage.sh dashboard |
| openclaw-diagnose.sh | システム診断 | # /root/openclaw-diagnose.sh |
| openclaw-letsencrypt.sh | SSL証明書取得(非推奨) | # /root/openclaw-letsencrypt.sh -e [email protected] |
| openclaw-change-domain.sh | ドメイン変更(非推奨) | # /root/openclaw-change-domain.sh -d new-domain.com |
セキュリティグループ設定
セキュリティグループで以下のポートを開放してください。
| ポート番号 | プロトコル | 用途 | 必須/オプション | 推奨設定 |
|---|---|---|---|---|
| 22 | TCP | SSH(管理用) | 任意 | 接続元IP制限を強く推奨 |
セキュリティ重要
OpenClawは、Discord、Slack、Telegram等のAPIへのアウトバウンド接続のみを使用します。不要なポートは開放しないでください。
アプリケーションの具体的な利用方法につきましては、サービス開発元やサービス提供元の公式サイト、Wikiなどで最新情報をご確認ください。
外部リンク
| サイト名 | URL | 説明 |
|---|---|---|
| OpenClaw公式サイト | https://openclaw.ai/ | プロダクト情報・最新ニュース |
| OpenClaw公式ドキュメント | https://docs.openclaw.ai/ | 技術ドキュメント・設定ガイド |
| Getting Started Guide | https://docs.openclaw.ai/start/getting-started | 初心者向けセットアップガイド |
| OpenClawのGitHubリポジトリ | https://github.com/openclaw/openclaw | ソースコード・イシュートラッカー |