最終更新日: 2025年10月23日

テンプレート説明

Redmineは、プロジェクト管理とチケット管理機能を提供するオープンソースのプロジェクト管理システムです。課題管理、時間管理、Wikiページ、フォーラムなどの豊富な機能を通じて、開発チームや組織が効率的にプロジェクトを管理できます。

メモ

初期管理者アカウント(admin)のパスワードは、セキュリティのため自動生成されます。

仕様

対応OSイメージ

Ubuntu 24.04 LTS

主要ソフトウェア

ソフトウェア名 バージョン ライセンス 用途
Redmine 6.0.1 GPL v2 プロジェクト管理システム
Ruby 3.3.6 Ruby License アプリケーション実行環境
PostgreSQL 16 PostgreSQL License データベース管理システム
Apache HTTP Server 2.4 Apache License 2.0 Webサーバー
Passenger 最新 MIT License Rubyアプリケーションサーバー

スタートアップスクリプト情報

項目 説明
アプリケーション利用ポート 80/tcp (HTTP), 443/tcp (HTTPS)
インストールディレクトリ /var/lib/redmine
管理スクリプト /root/redmine-*.sh
初期状態 サービス起動中(すぐに利用可能)

インストール構成

主要ディレクトリ

/var/lib/redmine/           # Redmineアプリケーション
├── config/
│   ├── database.yml        # データベース設定
│   └── configuration.yml   # Redmine設定
├── files/                  # 添付ファイル保存
├── log/                    # ログファイル
└── public/                 # 静的ファイル

/etc/redmine/               # 設定ファイル
└── ssl/                    # SSL証明書
    ├── domain.crt          # SSL証明書
    └── domain.key          # 秘密鍵

メモ

本テンプレートは自己署名証明書が設定されています。
独自SSLを取得されている場合は、SSL証明書関連ファイルを置き換えてください。

メモ

ConoHa VPS(Ver.3.0)では長期割引サービス「まとめトク」の3ヶ月以上のプランでConoHa VPSをご契約いただいた場合、以下の特典をご利用いただけます。
①年6,600円(税込)相当の「アルファSSL」を無料でご利用いただけます。既に3ヶ月以上のまとめトクをご利用の方においても、無料でご利用いただけます。
②複数枚の「アルファSSL」をお申込いただいた場合でも、すべて無料でご利用いただけます。
③まとめトクの3ヶ月以上のプランのご契約がある限り、更新費用も無料となります。

その他

最小システム要件

  • CPU: 1コア以上
  • メモリ: 最小1GB、推奨4GB以上
  • ディスク容量: 10GB以上

メモ

大規模なプロジェクトや多数のユーザーを想定する場合は、8GB以上のメモリと複数CPUコアの構成を推奨します。

利用手順

メモ

スタートアップスクリプトにてアプリケーションのインストールが完了するまで数分から数十分かかる場合があります。
インストール完了後、rootディレクトリに「redmine-info.txt」というファイルが作成されますのでご確認ください。
ファイルが存在しない場合、作成されるまでしばらくお待ちください。
インストール状況は「/var/log/redmine_install.log」にて確認可能です。

Step 0: セキュリティグループについて

ConoHa VPS(Ver.3.0)ではサーバー毎にIPアドレスまたはポートでトラフィックを制御するセキュリティグループ(仮想ファイアウォール)が設定されます。
本テンプレートをご利用の場合は、予め利用するポートの通信許可設定が必要です。
詳細はセキュリティグループを参照してください。

Step 1: VPSへの接続

ConoHa VPSのコントロールパネルからVPSの情報を確認し、SSH で接続します。

鍵認証でのSSH接続コマンド例
# ssh -i 秘密鍵ファイルのパス root@VPSのグローバルIPアドレス

Step 2: インストール状況の確認

Redmineのインストールが完了していることを確認します。インストール情報は以下のファイルに記録されています。

# cat /root/redmine-info.txt

重要

表示される管理者パスワードは必ず控えてください。この情報は初期ログインに必要です。

Step 3: Redmineへのアクセス

Step 2で確認したRedmineのURLへWebブラウザからアクセスします。

URL: https://[ドメイン名またはIPアドレス]

初期管理者アカウント:

  • ユーザー名: admin
  • パスワード: [自動生成されたパスワード]

メモ

初回アクセス時はSSL証明書の警告が表示される場合があります。これは自己署名証明書を使用しているためです。「詳細設定」から「安全ではないページに移動」を選択してアクセスしてください。

Step 4: 初期設定の実行

管理者でログイン後、以下の基本設定を行います:

  1. 管理者パスワードの変更(「個人設定」→「パスワード変更」)
  2. システム設定の確認(「管理」→「設定」)
  3. プロジェクトの作成
  4. ユーザーアカウントの作成

Step 5: ドメイン設定(オプション)

カスタムドメインを使用する場合は、専用の管理スクリプトを使用してドメインを変更できます。下記コマンドの「your-domain.com」は自身の独自ドメインに置き換えてください。

# /root/redmine-change-domain.sh -d your-domain.com

重要

ドメイン変更前に、DNSレコードが正しく設定されていることを確認してください。

Step 6: システム診断

システムの動作状況を確認します。

# /root/redmine-diagnose.sh

管理スクリプト一覧

スクリプト名 機能 使用例
redmine-diagnose.sh システム診断 # /root/redmine-diagnose.sh
redmine-change-domain.sh ドメイン変更 # /root/redmine-change-domain.sh -d new-domain.com

セキュリティグループ設定

以下のポートが開放されている必要があります:

ポート番号 プロトコル 用途 必須/オプション
22 TCP SSH 任意
80 TCP HTTP(HTTPSにリダイレクト) 必須
443 TCP HTTPS 推奨

アプリケーションの具体的な利用方法につきましては、サービス開発元やサービス提供元の公式サイト、Wikiなどで最新情報をご確認ください。

サイト名 URL 説明
Redmine公式サイト https://www.redmine.org/ プロダクト情報・最新ニュース
Redmine公式ドキュメント https://www.redmine.org/projects/redmine/wiki/Guide 技術ドキュメント・ユーザーガイド
RedmineのGitHubリポジトリ https://github.com/redmine/redmine ソースコード・イシュートラッカー
Redmine日本語情報 http://redmine.jp/ 日本語での情報・プラグイン情報