最終更新日: 2025年11月14日
サービス説明
ConoHaのオブジェクトストレージは、大容量データを低コストで保存するのに最適なストレージサービスです。HTTP通信を通じてインターネット経由でどこからでもアクセスでき、画像ファイル、動画ファイル、バックアップファイル、ログファイルなどの保存に適しています。
主な特徴
- 容量無制限: 上限なしで容量を増やすことができます
- データ転送料金無料: 転送量に対する課金が発生しません
- 高い耐障害性: 内部で三重にデータのコピーを保持
- S3互換API対応: 2025年8月28日より業界標準のS3互換APIに対応
- シンプルな料金体系: 100GBあたり月額545円の定額制
利用シーン
- 画像・動画など大容量コンテンツの配信
- バックアップファイルのアーカイブ
- ログファイルの長期保存
- 仮想マシンイメージの保存
- 静的ファイルの配信によるVPSリソースの節約
メモ
ConoHa VPSを契約していなくても、オブジェクトストレージ単独で利用することができます。
仕様
サービス概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基盤ソフトウェア | OpenStack Swift |
| API対応 | S3互換API (2025年8月28日より対応) OpenStack Swift API |
| アクセス方法 | REST API経由 (HTTP/HTTPS) |
| データ冗長性 | 三重データコピー |
| 通信暗号化 | SSL/TLS対応 |
料金体系
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 月額料金 (100GBあたり) | 545円 (税込) |
| 時間単位料金 | 0.9円 (税込)/時 |
| 初期費用 | 無料 |
| データ転送料金 | 無料 |
| リクエスト料金 | 無料 |
| 容量単位 | 100GB単位で追加 |
メモ
1ヶ月に満たない利用は、時間単位の課金へ自動的に切り替わり、一番安い料金になるように計算されます。
※サーバー料金の表示価格には、サービス維持調整費10%が含まれています。
制限事項
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| 最大オブジェクト数 | 100万オブジェクト |
| 最大コンテナ数 | 100コンテナ/アカウント |
| 最小契約容量 | 100GB |
| 容量増加単位 | 100GB |
| ネットワーク接続 | 外部ネットワーク経由のみ (VPSからもインターネット経由) |
重要
ConoHa VPSからオブジェクトストレージへ接続する場合も、外部ネットワークを経由しての接続となります。ローカルネットワーク接続には対応していません。
利用手順
Step 1: オブジェクトストレージの容量追加
容量の追加方法
- コントロールパネル左メニューの「オブジェクトストレージ」をクリックします
- ディスク容量の右側の工具アイコンの「設定」をクリックします
- 「変更後容量」のプルダウンからご任意の容量を選択し、「はい」をクリックします
- ディスク容量の項目で容量を確認します
メモ
オブジェクトストレージのご利用にあたっては先に容量追加をしていただく必要があります。オブジェクトストレージは100GB毎のご契約となり、ご契約いただいている容量の料金が発生します。
※現在使用している容量以下の容量に変更することはできません。
容量の解約方法
オブジェクトストレージの解約は容量を0GBにすることで解約となります。
Step 2: EC2向けcredentialsの取得
ConoHaの公開API「Credential作成」を使用してEC2向けのCredentialを作成し、アクセスキーとシークレットキーの値を取得します。
重要
s3cmdをConoHaのS3互換オブジェクトストレージで使用するには、EC2向けcredentialsが必要です。詳細な手順については、Credential作成を参照してください。
Step 3: s3cmdのインストールと設定
s3cmdは、S3およびS3互換オブジェクトストアを管理するためのクロスプラットフォームコマンドラインツールです。インストール方法と設定については、以下のConoHaドキュメントサイトを参照してください。
参考
s3cmdのインストールと設定方法にて、詳細なインストール手順と設定方法をご確認いただけます。
Step 4: 接続テスト
対話式設定
以下のコマンドで対話式設定を開始します:
# s3cmd --configure
対話式設定で以下の値を入力してください:
| 項目 | 入力値 |
|---|---|
| Access Key | アクセスキー(クレデンシャルID) |
| Secret Key | シークレットキー |
| Default Region | conoha |
| S3 Endpoint | ConoHaのS3エンドポイント |
| DNS-style bucket+hostname:port template | ConoHaのS3エンドポイント |
| Encryption password | (空白のままEnterを押す) |
| Path to GPG program | (空白のままEnterを押す) |
| Use HTTPS protocol | True |
| HTTP Proxy server name | (空白のままEnterを押す) |
メモ
S3エンドポイント情報は、ConoHaコントロールパネルの「API情報を確認する」にてご確認ください。エンドポイント情報は2025年8月28日より公開されました。
手動設定ファイルの作成
設定ファイルを手動で作成することもできます。~/.s3cfg ファイルを作成し、以下の内容を記述してください:
[default] access_key = アクセスキー(クレデンシャルID) secret_key = シークレットキー host_base = ConoHaのS3エンドポイント host_bucket = ConoHaのS3エンドポイント bucket_location = conoha use_https = True signature_v2 = False
メモ
デフォルトでは、s3cmdは設定ファイル ~/.s3cfg をホームディレクトリに保存します。別の設定を指定するには、各コマンドに -c /path/to/config/file を追加します。
Step 5: 接続テスト
設定が正しく行われているかテストするには、バケット一覧を表示してみてください:
# s3cmd ls
正常に設定されている場合、ConoHaオブジェクトストレージ内のバケット一覧が表示されます。
重要
エラーが発生する場合は、credentials情報とエンドポイント設定を確認してください。
基本的な使用方法
バケット一覧の表示
# s3cmd ls
バケットの作成
# s3cmd mb s3://バケット名
ファイルのアップロード
# s3cmd put ローカルファイルパス s3://バケット名/
ファイルのダウンロード
# s3cmd get s3://バケット名/ファイル名 ローカル保存先
ファイル一覧の表示
# s3cmd ls s3://バケット名/
ファイルの削除
# s3cmd del s3://バケット名/ファイル名
バケットの削除
# s3cmd rb s3://バケット名
メモ
別の設定ファイルを使用している場合は、各コマンドの最後に -c /path/to/config/file を明示的に指定する必要があります。
例: s3cmd ls -c /path/to/config/file
外部リンク
| 項目 | URL |
|---|---|
| ConoHa オブジェクトストレージ 公式ページ | https://www.conoha.jp/objectstorage/ |
| ConoHaドキュメントサイト – s3cmdのインストールと設定方法 | https://doc.conoha.jp/reference/s3cmd/s3cmd-install/ |
| ConoHa API – Credential作成 | https://doc.conoha.jp/reference/api-vps3/api-identity-vps3/identity-create_credential-v3/ |
| s3cmd 公式サイト | https://s3tools.org/ |
| s3cmd ダウンロードページ | https://s3tools.org/download |
| ConoHaサポート – オブジェクトストレージについて | https://support.conoha.jp/v/objectstorage/ |
| ConoHaサポート – オブジェクトストレージの追加・解約について | https://support.conoha.jp/v/addobjectstorage/ |