OpenStack CLI のインストールと設定方法
Ubuntu 22.04環境へOpenStack CLIをインストールする手順例となります。
OpenStack CLIのインストールについての詳細な手順は、公式ドキュメントを参照してください。
apt-get update
apt install python3-pip
pip install python-openstackclient
認証情報の設定
ConoHaへのアクセスに必要な認証情報を設定します。
環境変数を使用するか、OpenStackクライアント環境スクリプトを作成して読み込む方法があります。
ここでは、OpenStackクライアント環境スクリプトを作成して読み込む方法の例です。
必要な認証情報を含む PROJECT-openrc.shファイルを作成します。
vi PROJECT-openrc.sh
ユーザ固有の値についてはConoHaのコントロールパネルにログイン後「API」から取得してください。
#!/bin/bash
# This file should be sourced to set up OpenStack CLI environment variables
export OS_AUTH_URL={Identity Serviceのエンドポイント}
export OS_USER_DOMAIN_NAME=gnc
export OS_PROJECT_DOMAIN_ID=gnc
export OS_PROJECT_ID="{テナントID}"
export OS_PROJECT_NAME="{テナント名}"
export OS_USERNAME="{APIユーザー名}"
export OS_PASSWORD="{APIユーザーパスワード}"
export OS_REGION_NAME=c3j1
export OS_INTERFACE=public
export OS_IDENTITY_API_VERSION=3
sourceコマンドを使用して、環境変数を設定します。
source PROJECT-openrc.sh
環境変数を設定した後、設定が正しいかを確認します。
openstack token issue
認証トークンが問題なく発行されれば、OpenStack CLI利用の準備が整いました。
CLIを使って、仮想マシンの作成や削除、ネットワークの設定、ストレージの管理など、さまざまな操作を行うことができます。
OpenStack CLIは、エンジニアにとって非常に強力なツールであり、クラウドリソースの管理を効率化するための重要な手段です。ぜひ活用してみてください。