最終更新日: 2026年7月30日
テンプレート説明
Ruby on Rails(以下、Rails)は、Rubyで書かれたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。「設定より規約(Convention over Configuration)」の思想に基づき、少ないコードで迅速にWebアプリケーションを開発できます。
このテンプレートには、Railsアプリケーションのホスティングに必要なRuby、Rails、Puma(アプリケーションサーバー)、Nginx(Webサーバー)、MariaDB(データベース)がインストール済みです。また、サンプルアプリケーションがあらかじめ用意されており、VPS作成後すぐにRailsの動作を確認できます。
仕様
インストールOS
| OS | バージョン |
|---|---|
| Ubuntu | 24.04.4 LTS |
主要ソフトウェア
| ソフトウェア | バージョン |
|---|---|
| Ruby | 3.3.7 |
| Ruby on Rails | 8.1.0 |
| Bundler | 2.5.22 |
| Puma | 8.0.0 |
| Nginx | 1.24.0 |
| MariaDB | 10.11.14 |
| Node.js | 18.19.1 |
| npm | 9.2.0 |
motd
VPS作成後、SSHログイン時にサンプルアプリケーションの接続情報が表示されます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| Sample Application | サンプルアプリケーションのディレクトリパス |
| Puma systemd.service | PumaサービスファイルのSystemdパス |
| URL | サンプルアプリケーションのURL |
| MySQL root password | MariaDBのrootパスワード |
| MySQL rails user name | MariaDBのRails用ユーザー名 |
| MySQL rails user pass | MariaDBのRails用ユーザーパスワード |
| MySQL rails DB(dev) name | Rails開発環境用データベース名 |
その他
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| サンプルアプリケーション | /home/rails/sample |
| Pumaサービスファイル | /usr/lib/systemd/system/puma_sample_app.service |
| 自動起動サービス | nginx、puma_sample_app、mariadb |
| RailsアプリケーションURL | http://VPSのグローバルIPアドレス/sample/ |
利用手順
Step 0. セキュリティグループの設定
ConoHaのコントロールパネルにて、以下のポートを許可するセキュリティグループを設定し、VPSに適用してください。
| ポート番号 | プロトコル | 用途 |
|---|---|---|
| 22 | TCP | SSH接続 |
| 80 | TCP | HTTP(Railsアプリケーション) |
Step 1. SSHでVPSに接続する
SSHクライアントを使用してVPSに接続します。
鍵認証でのSSH接続コマンド例
ssh -i 秘密鍵ファイルのパス root@VPSのグローバルIPアドレス
SSHログイン時にサンプルアプリケーションの接続情報がmotdとして表示されます。MariaDBのrootパスワードやRails用ユーザーのパスワードはこちらに記載されています。
Step 2. サービスの稼働状態を確認する
VPS作成直後からNginx、Puma、MariaDBが自動起動しています。以下のコマンドで稼働状態を確認できます。
# systemctl status nginx # systemctl status puma_sample_app # systemctl status mariadb
Step 3. サンプルアプリケーションにアクセスする
ブラウザから以下のURLにアクセスして、サンプルアプリケーションの動作を確認します。
http://VPSのグローバルIPアドレス/sample/
メモ
サンプルアプリケーションはRAILS_ENV=developmentで動作しています。本番環境として利用する場合は、適切な環境設定を行ってください。
Step 4. MariaDBに接続する
SSHログイン時に表示されたパスワードを使用してMariaDBに接続できます。
# mysql -u root -p
Rails用のデータベース(rails_development)にはRails用ユーザー(rails_user)でアクセスできます。
# mysql -u rails_user -p rails_development
Step 5. サンプルアプリケーションのディレクトリを確認する
サンプルアプリケーションは /home/rails/sample に配置されています。railsユーザーに切り替えて操作します。
# su - rails $ ls /home/rails/sample
メモ
RubyおよびRailsコマンドはrbenvで管理されています(インストール先: /home/rails/.rbenv)。railsユーザーで操作する際はSSHでrailsユーザーとして接続するか、su - rails で切り替えてください。
アプリケーションの具体的な利用方法につきましては、サービス開発元やサービス提供元の公式サイト、Wikiなどで最新情報をご確認ください。
バージョンアップ
本テンプレートにインストールされているRuby on Railsを最新版へアップデートする手順を以下に示します。
Step 0. SSHでVPSに接続し、railsユーザーに切り替える
SSHでVPSに接続し、railsユーザーに切り替えてサンプルアプリケーションのディレクトリに移動します。
# su - rails $ cd /home/rails/sample
Step 1. 現在のRailsバージョンを確認する
$ ~/.rbenv/shims/bundle exec rails --version
メモ
bundleコマンドを単体で実行してもコマンドが見つからない場合があります。その場合は上記のように~/.rbenv/shims/bundleとフルパスで指定して実行してください。
Step 2. Railsを最新版に更新する
以下のコマンドを実行し、Railsおよび関連する依存gemを最新の修正版に更新します。--conservativeオプションを指定することで、Rails以外のgemへの影響を最小限に抑えられます。
$ ~/.rbenv/shims/bundle update rails --conservative
Step 3. 更新後のバージョンを確認する
$ ~/.rbenv/shims/bundle exec rails --version
コマンドを実行したバージョンから更新されていれば、アップデートが完了しています。
Step 4. データベースのマイグレーションを実行する
$ ~/.rbenv/shims/bundle exec rails db:migrate $ exit
Step 5. Pumaサービスを再起動する
# systemctl restart puma_sample_app # systemctl status puma_sample_app
Step 6. 動作確認
ブラウザから以下のURLにアクセスし、サンプルアプリケーションが更新前と同様に表示されることを確認してください。
http://VPSのグローバルIPアドレス/sample/
外部リンク
| リンク | URL | 説明 |
|---|---|---|
| Ruby on Rails 公式サイト | https://rubyonrails.org/ | Ruby on Railsの公式サイト |
| Ruby on Rails Guides | https://guides.rubyonrails.org/ | Rails公式ガイドドキュメント |
| Ruby 公式サイト | https://www.ruby-lang.org/ja/ | Rubyの公式サイト(日本語) |
| rbenv | https://github.com/rbenv/rbenv | Rubyバージョン管理ツールrbenvのリポジトリ |
| MariaDB 公式ドキュメント | https://mariadb.com/kb/en/documentation/ | MariaDBの公式ドキュメント |